セミナー
完全理解!レーザ溶接・接合の基礎と展開
― 溶接現象の理解、溶接欠陥の発生機構と防止策、モニタリングの適用法、異種材料接合法の開発 ―
開催主旨
レーザは高パワー密度・高エネルギー密度の熱源で、各種材料の溶接・接合が高速・高精度・高品質に可能です。本セミナーでは、溶接用各種レーザの特徴と動向、レーザ高速リモート溶接時やレーザ深溶込み溶接時の溶接現象、特に、プルーム挙動、キーホール挙動、溶融池内湯流れ、スパッタ発生状況とそれらに関連する溶込み特性、溶接欠陥の発生機構と防止策、レーザ溶接時のインプロセスモニタリングや適応制御法など、動画を使って詳しく解説します。
また、主要な金属材料のレーザ溶接性の評価方法、特に、純銅のレーザ吸収機構とレーザ溶融溶接性に及ぼす各種レーザ(波長)とパワー等の影響、ポロシティや高温割れの発生機構と防止法、スパッタやポロシティの低減に及ぼすレーザビームモードの効果、モニタリングと適応制御の有効性、キーホール深さ計測法の原理と実際の測定結果および開発状況について解説します。
さらに、レーザによる異種材料接合技術に関して、鉄鋼材料とアルミニウム合金やマグネシウム合金、銅とアルミニウムなどのレーザ溶接・接合法、レーザによる金属と熱可塑性プラスチックまたはCFRPとの直接接合法など、最新の情報を紹介します。
講演と質問を通じて、レーザ溶接現象と欠陥発生機構について完全に理解され、今後のレーザ溶接法の適用拡大に際してリーダーシップを執られるような人材を育成します。
進呈書籍
※本セミナーを受講される方には、講師著書『トコトンやさしいレーザ加工の本』(日刊工業新聞社)を進呈させていただきます。
概要
日時 | 2025年 2月 6日(木) 10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩60分) ※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能) |
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会場 | 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場 ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | 48,400円(資料含む、消費税込) ※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。 |
主催 | 日刊工業新聞社
※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。 |
申込について | 受講にあたり 開催決定後、受講票並び請求書を送付いたします。 申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。) 申し込み方法 各セミナーのお申込み画面から、またはチラシをダウンロードしご記入のうえFAXにてお申し込みください。 受講料 セミナー開催日までに銀行振込にてお支払いください。 振込手数料は貴社でご負担願います。 キャンセルについて 開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋) TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159 E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
FAX申込について |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28 - セミナー会場案内図
プログラム
1.レーザの種類・特徴とその溶接性 |
1.1 溶接用レーザの種類、特徴と動向 1.2 各種レーザによる溶接の特徴 1.3 溶込み深さに及ぼす各種因子の影響 1.4 レーザビーム品質とその影響 |
2.レーザ溶接の基礎と溶接現象 |
2.1 レーザスポット溶接現象 2.1.1 溶込みおよびポロシティの生成に及ぼす溶接条件の影響 2.1.2 スポット溶接性に及ぼすパルス波形の影響 2.1.3 スパッタ、凝固割れ、ポロシティの発生機構と防止策 2.2 レーザビード溶接現象 2.2.1 レーザ誘起プルーム挙動と特徴 2.2.2 レーザビームとプルームとの相互作用 2.2.3 金属材料のレーザ吸収特性 2.2.4 レーザビード溶接現象(溶込み特性と湯流れ) 2.2.5 レーザリモート溶接現象(プルーム挙動とその影響) 2.2.6 溶接性やスパッタの発生・低減に及ぼすレーザビームモードの影響 |
3.レーザ溶接欠陥の発生機構と防止技術 |
3.1 各種溶接欠陥の特徴 3.2 ポロシティの種類および発生機構と防止策 3.3 割れの種類および発生機構と防止策 3.4 スパッタの発生機構と防止策 |
4.各種材料のレーザ溶接性 |
4.1 鉄鋼材料(高張力鋼を含む)のレーザ溶接 4.2 ステンレス鋼のレーザ溶接 4.3 亜鉛めっき鋼のレーザ溶接 4.4 アルミニウム合金のレーザ溶接 4.5 マグネシウム合金のレーザ溶接 4.6 チタンのレーザ溶接 4.7 銅のレーザ溶接 |
5.レーザ溶接時のセンシング、モニタリングおよび適応制御 |
5.1 レーザ溶接のためのモニタリング手法とセンシング 5.2 レーザ溶接時のインプロセスモニタリング 5.3 レーザ溶接時のモニタリングと適応制御 5.4 レーザ溶接時のキーホール深さ計測 |
6.異種材料に応じた溶接・接合技術動向 |
6.1 異種金属材料におけるレーザ溶接・接合法 6.1.1 異種鉄鋼材料のレーザ溶接 6.1.2 鉄鋼材料と軽金属とのレーザ異材接合 6.1.3 Al-Cu、Fe-Mgなどのレーザ溶接・接合 6.2 金属とプラスチックのレーザ直接接合 6.2.1 各種金属と各種プラスチックのレーザ直接接合法 6.2.2 各種金属とCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のレーザ直接接合 6.3 異種材料でのレーザ接合部の接合機構 6.4 実用化に向けての溶接・接合部の評価結果 |
7. レーザ溶接の実用化とまとめ |
7.1 各種工業分野での実用化例 7.2 まとめ |