セミナー
旋盤加工 基礎のきそ切削条件の決め方、切削工具材質の特徴と使い分け、インサートチップの選び方、NC旋盤の構造と特性を解説
開催主旨
旋盤加工は切削工具と工作物が常に接触する連続切削であるため外径加工では切りくずが長く繋がり,内径加工では切りくずが詰まりやすく,自動化を行うためには正しく切りくずを処理することが必要です.また,切削熱が刃先に溜まりやすいため工具寿命が短く,加工精度を担保するためには各種トラブルの発生原因を知り,トラブルが発生しないチップの選択,切削条件の設定を行うことが大切です.
本講習では切削条件の決め方,切削工具材質の特徴と使い分け,インサートチップの選び方,NC旋盤の構造と特性を「基礎のきそ」からやさしく学びます.各種トラブルの原因と解決方法などは高速カメラで撮影した映像を使用し,実際の事例で解説します.基礎力向上に役立つ内容になっています。
進呈書籍
講師著書『カラー版 目で見てわかる 切削チップの選び方・使い方』(日刊工業新聞社刊)を無料進呈します。
概要
日時 | 2025年 2月 5日(水)10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩12:30~13:30) |
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会場 | 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | お一人様:48,400円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル - セミナー会場案内図
プログラム
1.生産技術者が持つべき目線 |
・理想的な金属加工とは?(切削熱はなぜ発生する) ・連続切削と断続切削を原理から理解する |
2.切削工具材質の種類と特徴 |
・高速度工具鋼(ハイス)の特徴と使い方 ・超硬合金(P、M、K、N、S、H)の特徴と使い方 ・超微粒子超硬合金の特徴と使い方 ・サーメットの特徴と使い方 ・コーティング(PVD、CVD)の使い方 ・CBNの特徴と使い方 ・多結晶ダイヤモンド工具の特徴と使い方 |
3.切削条件の見直しと指針 |
・回転数(切削速度)の決め方 ・送り速度の決め方 ・切込み深さの決め方 |
4.インサートチップの正しい選び方・使い方 |
・チップの仕様と特徴、使い分け (形状、刃先角、コーナ半径、ホーニングなど) ・チップブレーカの形状と切りくず処理 ・ホルダの仕様と特徴、使い分け ・刃先の角度の役割 (すくい角、逃げ角、切れ刃角、切込み角の使い分け) |
5.NC旋盤の構造と特性を知る |
・座標系 ・刃物台の種類(くしば形とタレット形) ・正回転と逆回転の使い分け ・ベッドの形状(フラット形とスラント形) ・スラント角度の特性 |
6.旋盤加工の各種トラブルと解決方法 |
・切りくずから切削情報を読み取る ・工具摩耗を抑制し,工具寿命を延命させる方法 ・切削抵抗をコントロールし,加工歪を抑制する方法 ・溶着(構成刃先)の発生原因と抑制方法 ・表面粗さを理論粗さに近づける方法 ・高精度な穴あけ加工の方法 ・バリの抑制方法 ・長軸加工における「びびり」の抑制方法 ・押し切りと引き切りの使い分け |
7.加工精度・工具寿命を向上させる切削油剤と効果的な使い方 |
・加工精度向上と工具寿命向上では水溶性切削油剤の希釈倍率が違う ・効果的なクーラント供給と供給効果の評価 ・高圧クーラント・マイクロバブル・カーボンキュールなど |