セミナー
現場が自力で構築!Google Colabによる自動設計支援ツール・製造現場支援システム
ハンズオンで学ぶ!お金をかけずAI活用・業務改善システム開発入門
開催主旨
人手。とにかく人手が足りない…。日本中のモノづくり企業が「人手不足」に悩まされています。
人手不足で採用難。簡単に人はとれないので、せめて工数のかかる業務をAIを活用したシステム化して省力化したい…という企業もどんどん増えています。しかし、その一方で、本気でAI活用自動化・システム化へ向けて取り組んでいる企業はまだまだ少数派です。
ベンダーはモノづくりの専門家ではないし、ベンダーに自社の業務・やってもらいたいこと・どんな仕様のシステムが欲しいのか正確に伝えるだけで「一苦労」です。
「正直、ベンダーに本格的なAI・自動化システムを相談する前に、
自分たち現場レベルであまり予算と手間をかけず、自力でAIツール・システムを作っていろいろとテストしてみたいんだよな…」と思っている方は、実は非常に多いです。
また、製造業における熟練技術者の高齢化が進む中、貴重なナレッジやノウハウの継承が大きな課題となっています。
こうした悩みに応えるべく、AIツールを活用し、自社の現場レベルで「設計開発の簡易自動化」や「製造現場の支援システム(チャット形式での問い合わせシステム)」を制作するためのハンズオントレーニング講座を開催します。
本セミナーでは、Google Colabおよび大規模言語モデル(LLM)を活用し、製造業向けの簡易な自動設計支援ツールや製造現場作業支援システム、AIチャットツールを作成することで、熟練技術者の知識をAIに蓄積・活用し、若手技術者の教育を支援する仕組みなどを構築します。具体的には、Pythonの基礎、Google Colabの操作方法から始め、プログラミング経験が浅い方でも理解できるようステップバイステップで進行し、現場で役立つツール開発を体験していただきます。
まずはお金をかけず現場レベルでAI活用・自動化の第一歩を試してみたい・・・と思う方に最適な講座となっております。ぜひご活用ください。
受講対象者
● 製造業のエンジニア・技術者
→ 設計・開発の自動化や最適化にAIを活用したい
● 熟練技術者・若手技術者
→長年の経験やノウハウをAIに蓄積し、次世代に継承したい方
→熟練技術者の知識を活用し、作業の正確性や効率を向上させたい方
● 製品開発・品質保証部門の担当者
→AIを活用してマニュアル整備やトラブルシューティングを改善したい方
→RAG(検索拡張生成)を使った情報検索の自動化に興味のある方
● 製造業向けDX推進担当者
→製造業でのLLM活用の可能性を学び、社内展開を考えている方
→AI技術を活かした生産性向上のアイデアを得たい方
受講効果
大規模言語モデル(LLM)を製造現場で活用できるスキルを習得
• Google Colabを使った具体的な開発手法を、今すぐ実践可能な形で理解
• オフラインで使用可能なAIチャットツールの設計・開発ノウハウ
• 熟練技術者のナレッジをAIに蓄積し、継承の仕組みを構築
• 若手技術者が必要な知識を即座に得られるAI支援ツールを作成
• RAG(検索拡張生成)を活用した業務マニュアルQ&Aシステムの実装方法の理解
受講者の声
・技術部→技術継承に課題があったのでAI活用に興味があった
・ソリューション開発部→製造業向けの商社。自社ソリューション開発のためのAIスキルアップ
・付加価値開発室→電気工事会社。工事作業のミスをなくしたい。AIやARの情報収集
・ITシステム課→社内システム開発のスキルアップ
・新規開発部 新規開発グループ→本業でない新規事業立ち上げ組織のソフトウェア担当者
・SE課→物流ソリューションメーカー。ARグラスを用いたピッキング、技術継承に対する提案のために参加
・技術開発本部 開発推進部→製品にAI組み込みを検討。AI商品の開発
【ご確認いただきたい事項】
●ノートPCのご持参をお願いいたします。この場合、ノートPCは無線LAN(Wi-Fi)を利用可能であることが必要です。ノートPCのご持参が難しい場合は事務局より貸与いたしますので、事前にお知らせください。※台数に限りがあります。
●参加時に使用されるPC は、以下の条件を満たす必要があります。
○CPU:Intel Core i3以上、メモリ:8GB以上、OS:Windows 10
○ブラウザ:Chrome またはEdge(いずれも最新版)
●受講までにGoogleアカウントの事前作成などが必要となります。
●AIチャットツールを使用してやり取りしたい学習データの準備が可能であればお持ちください。(例えば操作マニュアル、公開決算情報。オンライン公開可能な情報に限ります。外部(Google Drive)へアップロードします。)
概要
日時 | 2025年 5月 23日(金) 10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩12:30~13:30) |
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会場 | 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | お一人様:48,400円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
FAX申込みについて |
講師
会場アクセス
-
日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル - セミナー会場案内図
プログラム
1. オープニングセッション |
1-1 会社・講師の自己紹介 1-2 本講座の目的と概要 1-3 AIの歴史 1-4 機会学習・ディープラーニングとは 1-5 データから学習するとは |
2. ディープラーニングの基礎 |
2-1 統計処理と表裏一体 2-2 どれぐらい似ているか 2-3 画像、文字でのそれぞれの認識 |
3. LLMの基本的な仕組み |
3-1 LLMとは 3-2 具体例 |
4. GPUについて |
4‐1 GPUの基礎 4‐2 モデル学習におけるGPUの役割 |
5. AIチャットツール |
5‐1 オフラインAIチャットツールとは 5‐2 よく使われるモデルの紹介 5‐3 実演 |
6. Google Colabを使ったチャットツール作成ツールを動かしながら |
6‐1 Google Colabとは 6‐2 AIチャットツールを作る流れ 6‐3 実際に作成してみる 6‐4 簡単なユーザーインターフェース作成 |
7. 生成AIの基礎解説 |
7‐1 生成AIとは 7‐2 世の中で使われている様々な生成AI 7‐3 生成AIでできること、できないこと 7‐4 自分たちで利用するには |
8. 生成AIの活用 |
8‐1 どの分野で利用が可能か 8‐2 成果物は誰のものか |
9. 生成AIの課題と今後の展望 |
9‐1 生成AIの課題 9‐2 今後の進化とトレンド |
10.ハンズオントレーニング Google Colab |
10‐1 モデルの選定 10‐2 学習用データの作成 10‐3 学習モデルの作成転移学習 10‐4 RAGを使用した学習 |
11.質疑応答 |