セミナー

【ライブ配信&後日の録画視聴可】
粘着力、耐久性、環境適応性などのパラメータにもとづいた

粘着シート技術開発の基礎と設計、活用法
~選定時の留意点、ユーザー視点・求める評価についても解説~

開催主旨

 接着シートは、その利便性と汎用性の高さから、電気・電子、自動車、医療、建築、土木、農業など、実に多岐にわたる分野で不可欠な存在です。特に、防水・防食、仮固定、表面保護、そして医療用途においては幅広く利用されていますが、その用途に応じて求められる機能や性質は大きく異なります。
 本講座では、「粘着技術」の肝となる部分に焦点を当て、化学と構造設計の融合技術を重視します。メーカー側とユーザー側の両視点から見た評価方法とその意図について深く掘り下げて解説し、
さらに、以下の内容を通じて、接着シートに関する包括的な理解を深めていただけます。

【講座の主な内容】
■粘着シートの基本構成と材料別の特徴
■基本加工および基本的な特性とその応用範囲
■メーカーが求める仕様とその評価方法
 ・粘着力、耐久性、環境適応性などの重要なパラメータ
 ・具体的な評価基準と試験方法
■ユーザー評価の視点と実践的アプローチ
 ・実際の使用状況における性能や満足度
 ・ユーザーフィードバックに基づく改良点
 ・今後の製品開発における課題と展望

 本講演を通じて、粘着シートに関する包括的な理解を深め、メーカーとユーザー双方の視点から見た評価の重要性を再認識していただけます。また、複数の粘着シートメーカーの協力も得て、その特色と今後の展望についても具体的にご紹介し、粘着シートの進化とその可能性を探ります。

 

受講対象

ハード/メカ設計・開発者

粘着シート開発に携わる研究者

粘着シートに興味をお持ちの方 など

 

習得可能知識

粘着シート開発の基礎とその提案のポイント

粘着シートの活用方法、設計のポイント


 本セミナーは、オンライン形式でのセミナーとなります。オンラインでのご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。

概要

日時 2025年 7月 3日(木)13:00~16:00

※開催当日12:00まで申込受付

※録画視聴は講座終了後10日間にわたりご視聴いただけます。

受講料

33,000円(テキスト代、後日の録画視聴、税込、1名分の参加費となります)

※テキストはメールでお知らせします。

※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)ををメールでお知らせします。

※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームの備考欄にその旨をご記載ください。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

鈴木 崇司 氏

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プログラム

1.粘着シートの基本構成と加工、サプライチェーン

1-1 基本構成
  ①両面テープ(ダブルセパ、シングルセパ)
  ②片面テープの構成要素(粘着剤、基材、セパレーター)
  ③粘着メカニズム
  ④接着剤との違い、強度検討要素
1-2 材料別の特徴
  ①粘着剤の種類と特徴
  ・分子間力
  ・アンカリング効果(物理的なかかり)
  ・粘着剤と接着剤の違い
  ②粘着剤の形態
  ・有機溶剤系
  ・エマルション系
  ・固形糊系(カレンダー、押出し)
  ・ホットメルト系
  ・モノマーシロップ系
  ③粘着剤の種類と特徴
  ・ゴム系
  ・アクリル系
  ・シリコーン系
  ・ウレタン系
1-3 基本加工やサプライチェーン基礎
  ①基本加工の種類
  ②サプライチェーンの基礎

2.粘着シートの構成・種類・特徴

2-1 ベース/基材:テープの特性を大きく決める中心層
2-2 粘着層:材料選択によってテープの「顔」が変わる 粘着剤の形態       
2-3 層構成:テープ開発においてコストと品質を大きく左右する要素
2-4 防水テープの選定:副資材、アプリケーションシートの選定

3.粘着シートの評価方法(メーカー視点)

3-1 JIS Z0237(2009) 粘着テープ・粘着シート試験方法
3-2 主な試験方法
  ①粘着力/ピール試験
  ②剪断力
  ③タック試験
  ④伸び/引張試験
  ⑤定荷重保持力
  ⑥その他

4.粘着シート活用方法と選定時の留意点(ユーザー視点)

4-1 メーカー評価との視点の違い
4-2 求められる評価
  ①粘着力
  ②光学スペクトル
  ③段差追従/曲面追従
  ④防水性
  ⑤リペア性
  ⑥その他(高温、低温、温度サイクル、長期、ウェザー試験)

5.メーカー紹介とその得意技術

5-1 DIC株式会社
  ①事業領域
  ②研究開発の強み
  ③防水テープの共同開発 #84シリーズ PEフォーム
  ④易解体ソリューション DSAシリーズ
  ⑤各種両面/片面テープ (最近トレンド)
5-2 共同技研化学株式会社
  ①防水テープの共同開発 300Z 分子勾配膜
  ②無溶剤高透明メークリンゲル
5-3 ソマール株式会社:
  ①メーカー兼商社としての強み
  ②再剥離テープ ソマタック 各種
  ③耐熱UV剥離型粘着フィルム
  ④耐熱再剥離粘着フィルム
  ⑤耐熱帯電防止粘着フィルム
  ⑥耐熱永久接着フィルム
  ⑦その他、ソマタックWA(微粘着)、ソマタックUV(UV剥離)、ソマタックCR(冷却剥離)、ソマタックTE(熱剥離)
  ⑧ダイシングテープ、工程内部材

6.まとめ・質疑応答

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※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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