セミナー

ライブ配信&録画視聴が可能!
AI活用による現場改善が当たり前の時代に!
AI×カイゼンで実現する!
現場ナレッジの体系化&最大活用法
~チャットボット・RAGによる“一歩進んだAI活用カイゼン”~

開催主旨

 工場DXの一環として、QCサークル活動にデータサイエンス(機械学習など)を取り入れることで効率的に作業改善を試みる現場が増えています。もともとQCサークル活動は、現場データに統計的手法を活用して取り組まれた経緯があります。従来活動の延長線上にデータサイエンスを融合することが可能であり、日本的なファクトリーサインエスの原点とも言えます。データサイエンスの導入により現場作業の定量的な分析はもちろん、データにもとづく仮説検証による効果的なカイゼンにつながり、カイゼン活動の効率化を促した例が報告されています。

 本講座は、こうした取り組みを一歩進め、チャットボットやRAGなどの活用で“現場ナレッジ”を体系化し、AIシステムが提供する知見をもとに、現場作業者が主体的にカイゼンを推進する風土づくりを解説します。同時に、若手のITリテラシーとベテランの経験と暗黙知の融合で“現場ナレッジ”を循環させ、持続的な成長へと導く仕組みづくりを紹介します。

 講師らが指導した工場では、現場ナレッジが若手とベテランとの間で双方向に循環し、短期間での人材育成、改善提案の活性化、ノウハウの形式知化を実現。教育期間は最大75%短縮、改善件数は4倍、教育コストは1/3に削減といった成果を上げています。

 本講座を通じて、“一歩進んだAI活用カイゼン”の進め方を掴みましょう。

 

受講効果

①RAGの活用で現場の状況に合った回答を生成し、効果的なナレッジの活用につながります。

②AIチャットボットによる現場支援が可能となり、現場の課題解決力が向上します。

③データに基づく課題特定と解決策の提案が可能となり、カイゼン活動を加速します。

④若手とベテランの強みが融合で「知の循環」が起き、成長する組織づくりが学べます。

概要

日時 2025年9月18日(木) 14:00~17:00
(13:30 受付開始)
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※受講者による録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

33,000円(資料含む、録画視聴、消費税込、1名分)
※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。

※録画視聴は、当日参加された方も、録画視聴で参加登録された方も可能です。

主催

日刊工業新聞社

 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

⇒ プライバシーポリシー

申込について 受講にあたり
開催決定後、請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込みフォームからお申込みいただくか、FAX申込書をダウンロードしご記入のうえ、FAXにてお申込みください。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込について

講師

松田 英一 氏

假屋 翔太 氏

このセミナーを申し込む

プログラム

1.カイゼン×AIの実践的アプローチ

1-1.トヨタに学ぶ「変革を止めない仕組み」カイゼンとは
 ①カイゼンとは日常的にチームで行うもの
 ②トップダウン(プロジェクト)ボトムアップ(小集団活動)の相互補完と相乗効果
 ③日常に落とし込むと、あらゆる場がカイゼンに
 (朝礼、定例ミーティング、生産会議など)
 ④カイゼンの教育例(基礎研修、ファシリテーション教育など)
 ⑤年間行事への織り込みと褒める仕組みの構築
 ⑥カイゼンは永遠なり

1-2.なぜカイゼンをAI導入に活用するとよいのか?
 ①様々なカイゼンの視点を提供してくれる
 ②過去の成功事例やカイゼンアイデアを瞬時に検索・提示
 ③AIが補助的に提案し、現場の意見を引き出す
 ④AIを使うと定量データ・定性データの解析が容易に
 (ムダの数値化、課題のパターン化、ヒヤリハットの早期発見など)

1-3.会社における(AI含む)カイゼンの導入ステップ
 ①ステップ1:トップとの合意
 ②ステップ2:管理者会議で提案/合意、体制づくり
 ③ステップ3:キックオフ、導入教育(職場リーダーと管理者)
 ④ステップ4:職場キックオフ

2.現場発!チャットボットで進めるナレッジの見える化
2-1.チャットボットによる業務効率化
 ①人手不足の加速と「24時間対応」への期待
 ②「属人対応」からの脱却と業務の標準化
 ③ 付帯作業低減により本来業務への集中

2-2.チャットボット内製化メリット
 ①無料で始められ、テスト運用には十分
 ②ノーコードで制作できる
 ③プロンプトは99%日本語で作成可能
 ④修正後すぐに出力のテストが可能

2-3.チャットボット内製化のプロセス
 ①まずは課題・目的を明確化
 ②社内ナレッジの収集・整理
 ③RAGとしてのナレッジベースの構築(AIが理解しやすいデータ構造へ)
 ④チャットボット作成(ツール例:GPTs、miibo、Difyなど)
 ⑤テスト・運用・改善のサイクル

2-4.RAGに組み込むナレッジベースの加工方法とポイント
 ①ユーザーの使い方をイメージする(ユーザーの困り事や付帯作業)
 ②出力形式を決める
 ③ChatGPTでデータの加工/整理(プロンプトを用意して簡略化)
 ④更新する

2-5.ハンズオンで理解を深める(miiboを用いた簡易デモ)
 ①ナレッジベースの用意
 ②miiboのchatボットを設計
 ③出力テスト
 ④カイゼンのポイントの確認
3.製造業におけるナレッジの価値とは
3-1.現場の暗黙知が企業成長の鍵に
 ①ナレッジとは? 暗黙知と形式知とは?
 ②作業要領書に明示された形式知化されたナレッジの例
 ③ナレッジを抽出する方法とアプローチ
 (作業マニュアル・標準書、不具合対応履歴・保全記録・品質問題DB、カイゼン活動など)
 ④形式知化するコツ

3-2.若手×ベテランで生まれる「知の循環」の仕組み
 若手が持つ「強み」と、ベテランが持つ「経験と勘」を相互にやり取りすることで「知」が一方通行でなく循環していくこと
 ①ステップ1:若手の困っていること/わからないこと
 ②ステップ2:ベテランが教える
 ③ステップ3:若手が形式知(作業要領書など)にまとめる
 ④ステップ4:形式知(作業要領書など)を組織で共有する

3-3.知の循環の仕組みの実際と効果
 ①教育期間は最大75%短縮
 ②改善件数は4倍
 ③教育コストは1/3に削減
 ④若手・ベテラン双方に学びが生まれる
4.まとめと質疑応答

このセミナーを申し込む

一覧へ戻る

日刊工業新聞社関連サイト・サービス