セミナー


トヨタが実践する!全部署・全員参加型
「原価マネジメント」入門
~業務の中で原価を創造して先手で原価をつくり、原価低減を達成する手法~

開催主旨

経理・会計は「仕事の結果」を集計する業務です。仕事が終わった集計(会計)を眺めても業績向上にはつながらないのは当然で、儲けるためには日々の開発業務の中で付加価値をつくり(上げる)、原価を下げることが求められます。このように“現在の業務と付加価値を対にする”ことが原価マネジメントです。
 トヨタでは、商品企画の時点であらかじめ原価を検討して見積もる「原価企画」を確立しており、開発以降の業務の規範とする(原価計画を立てる)ことで業務の中で原価を創造し、先手で原価をつくり上げています。そして、全部署および全員が原価を真から理解し、日々の開発・生産業務で、これらを実践することで原価低減を達成しています。
 本講座では、生産結果を集計する従来型の原価ではなく、原価を理解し、創造し、先手でつくり上げる手法を解説。トヨタが実践する、商品企画と同時に原価の検討を開始し、目標とする原価を確実に達成したうえで設計・開発を進める効果を実感いただきます。同時に、業務と原価(または利益)がリアルタイムに直結する経営と管理の実践により、強い組織づくりにつなげていただきます。

概要

日時 2025年 10月 21日(火) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩60分)
※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能)
会場 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料 48,400円(資料含む、消費税込)
※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。
主催

日刊工業新聞社

 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

⇒ プライバシーポリシー

申込について 受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込みフォームからお申込みいただくか、FAX申込書をダウンロードしご記入のうえ、FAXにてお申込みください。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込について

講師

堀切 俊雄 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28
セミナー会場案内図

プログラム

1.  まず動作と運搬のムダを知り、ムダを少なくする
  1)ムダとは何か?作業のうちムダはどれくらいあるか?
  2)ムダは、意識することで見えてくる
  3)キーワードは、手元化と順序化と4定
  4)オペレータの立場に立って、楽で働きやすい作業環境を考えてつくる
2.作業台・運搬台車に隠れるムダを探す
  1)人の可動範囲を広げるために、座り作業から立ち作業にする
  2)部品や治工具・設備は作業順に並べ、手元化を徹底する 
  3)作業台はコンパクトにして、歩行のムダをなくす形状にする
  4)異常が発見しやすく、処置や対応のしやすいしくみにする
  5)繰り返し性の高い標準作業にして、最小の時間で作業できるようにする
  6)運搬台車も作業台の一部として考える
  7)現場での事例紹介『組立ラインの改善案』
3.生産性・操作性の高い作業台を考える
  1)人間工学(エルゴノミ―)に基づいて、オペレータが作業しやすい作業台を設計する 
  2)多品種少量生産の領域を設定し、フレキシブル性と汎用性をもたせた作業台にする 
  3)オペレータだけでなく、品質向上のため部品供給とトラブル対応の人員も設置する
  4)ワークの高低差がなく、振り向きやしゃがみのない順序のよい流れをつくる
  5)部品や治工具・設備の段取り替え時間が短くできること
  6)物流面も考慮し、供給排出の高さの統一やセット供給なども考慮する
4.作業台のつくり方
  1)作業台はユニット化し、連結や分離がワンタッチででき、キャスター付きにする
  2)作業台は、統一した動力源とし、ネジやナット類も統一する
  3)ワークの高さを揃えるために、作業台に載せるユニット台の高さ調整ができる
  4)作業台や棚や設備などは、まず段ボールで試作してみる【ビデオ紹介】
  5)パイプ材、アルミの棒材、穴付きのLアングルなどで作業台をつくる
  6)ラインとしてU、C、Lなどの形状があるが、同じ作業台ユニットを使う
5. 作業台の材料・部品の置き方と“からくりの要素”の活用
  1)作業台に設置する付帯設備もユニット化する
          例:照明、コンセント、吊り具、アンドン、部品棚、空箱返却棚、カンバン箱、ゴミ箱  
    2)コンパクトな作業台にするために、オーダー別ピッキングやセット化を考える
    3)手元化するために作業に邪魔にならない工夫
          例:標準手持ちは1個、作業台に余分なものが置けないしくみ、吊り下げ方式
    4)部品と治工具をセット化した作業台ユニットの紹介
          例:リュックサック方式
6.作業台の操作性について
  1)左回りと右回りの決め方 
  2)精密作業の場合のワークの高さの決め方と方法 
  3)一人ひとりに対応して、作業台の高さが調整できる事例紹介
  4)レイアウト変更があっても、1~2人で簡単にできる
  5)実際には、時間観察して作業性を比較検証していく

一覧へ戻る

日刊工業新聞社関連サイト・サービス