セミナー

会場×オンライン開催!録画視聴も可能!
未然防止の秘訣は
事前準備(インタビューFMEA)にアリ!

効果を上げる設計/設備/工程FMEAの進め方と組織の品質力を高めるFMEAの仕組化

開催主旨

大手自動車メーカーを中心に国内製造業では厳格なFMEAや大規模なDR(設計レビュー)が実施されていますが、ますます増加する社告・リコールに象徴されるように未然防止に役立っているのか疑問です。再発問題も多いようですが、要因として大きいものとしてFMEA実施時やDRに向けた重要な「良い議論」がなされていないこと、また新規点や変更点の明確化がいいかげんで、つまりは「事前準備」が不十分なのです。これでは心配点や故障モードの抽出、新たな気づきに至ることができず、設計品質のつくり込みにつながりません。

 そこで、本セミナーではDRに向けた「良い議論」のための土台づくりに効果的な手法として「インタビューFMEA」を提案・解説します。

 その名の通り、関係者全員にインタビューをして議論し作成するというものです。FMEAを理解している開発担当がインタビュアーとして関係者1人ひとりに新規変更点や変化点に伴う心配点などを聞き出し、FMEAの帳票に記録。同時に、あらかじめ対策法のヒントなども引き出しておくことで故障予測を実施しやすくしておきます。その後実施するインタビューFMEAを土台にした関係者全員での議論が効率的にでき、未然防止策が打てます。その実践で成果を上げている講師が、インタビューFMEAの具体的な進め方から設計品質のつくり込みにつなげる手法を解説。併せて、設計FMEAと工程FMEA・設備FMEAへの応用展開ならびに設計部門の連携の仕方を、事例を交えて紹介します。

 また、人材の流動化や極端な人材不測の影響などによりFMEAを効果的に実施できない開発現場が増えています。そこで、FMEAの仕組み化や標準化の進め方にも言及します。

受講対象者

・FMEAやDRBFMをやっているけども、やり方への疑問や、効果が上がらないと思う方
・設計/設備/工程FMEAを始めたいと思っている方
・現在の設計/設備/工程FMEAが上手くいっていない、非効率と感じている方
・不良や事故・故障の未然防止をしっかりとやりたい方
・未然防止活動において、より効率的で有効なやり方を学びたい方
・デザインレビュー(DR)においてもFMEAやDRBFMが有効活用されていないと感じている方
・顧客要求にてFMEAを作成している方
・製品企画、設計開発、試作・製造、生産技術、設備、品質保証に関係する技術者、管理者

未然防止について、FMEA・DRBFMとFTAの用語などを知っていることでより理解はできますが、
基礎からわかりやすく解説しますので必要な予備知識は特に必要ありません。


※セミナー受講者には、講師著書「本気で取り組むFMEA」(日刊工業新聞社)を進呈いたします。

概要

日時 2026年 2月 27日(金) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩60分)
※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能)
会場

会場またはライブ配信の選択制

日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。

ライブ配信 ビデオ会議ツール「Zoom」
※ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。

当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。

※録画視聴は当日リアルタイムで参加された方もご視聴いただけます。
※講座終了後10日間にわたりご都合の良いタイミングで何度でもご視聴いただけます。

受講料 48,400円(資料・書籍含む、消費税込)
※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。
主催

日刊工業新聞社

 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

⇒ プライバシーポリシー

申込について 受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込みフォームからお申込みいただくか、FAX申込書をダウンロードしご記入のうえ、FAXにてお申込みください。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
申込み締切日 ライブ配信の申込み締切日
2026/2/25(水)12:00 受付締切
※資料のご郵送に伴い、お申込み締切日が早くなります。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込について

講師

上條 仁 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

プログラム

1.FMEAの考え方、未然防止活動とは

1-1 本来の未然防止とは
1-2 未然防止の区分け
1-3 FMEAとFTA
1-4 FMEAが上手くいかない理由と事例
1-5 上手くいかない工程・設備特有の理由

2.FMEAの作成・効率化とインタビューFMEAの導入
2-1 FMEAの作成、事前準備
2-2 効率的な未然防止活動の実施時期とは
2-3 的を射る(重点化実施する)ためには
2-4 きっかけ(インプット)の明確化のために
2-5 FMEAとDRBFMの関係
2-6 FMEAの書式事例
2-7 FMEAの効率良い作成方法⇒インタビューFMEA 
2-8 標準的なFMEAの実施手順
2-9 DRBFMシートの作成手順
2-10 設計FMEAと工程FMEAの区分けとは
2-11FMEAの使い分け
 ・顧客要求のFMEA
 ・協力会社へのFMEA
 ・認証審査対応のFMEA
3.DR(デザインレビュー)での有効活用
3-1 DRの本来の姿とは
3-2 DRに対する誤解
3-3 DRの分類と明確化について
3-4 DRの効率化による未然防止の有効化
4.設備FMEA・工程FMEAへ
4-1 設備・工程FMEAのインプットとは
4-2 設備と工程を分けるメリット
4-3 設計部門との効果的な連携
5.FMEAの仕組み化と標準化
5-1 組織全体の品質管理能力
5-2 設計プロセスへの統合と標準化
5-3 知識の共有と継承・継続的な改善
6. 事例紹介
 
7. 質疑応答・技術相談

一覧へ戻る

日刊工業新聞社関連サイト・サービス