セミナー

会場&オンライン開催!録画視聴も可能!
2025国際ロボット展併催セミナー

ヒューマノイドSIerに求められるスキル要件と中国における最新開発動向

開催主旨

 2020年代以降、AI技術の発展を背景に、米国と中国の2国間におけるヒューマノイド(人型ロボット)の研究開発が活発化しています。そして、2025年からは工場や物流現場での運用が試験的に始まっています。

 最近のヒューマノイド開発で重要な役割を果たしているのが、VLA(Vision-Language-Action)モデル「RT-2」と物理シミュレーション「Genesis」です。VLAモデルを搭載したヒューマノイドロボットは人間が指示したタスクを理解し、周囲の状況を把握しながら適切に行動生成できると期待されています。また、Genesisは現実世界の43万倍の速度でロボットの学習を可能にする革新性で注目され、Genesisの物理エンジンと強化学習によりヒューマノイドの歩行動作を高速に生成した例など、ロボット制御の学習を飛躍的に高速化すると期待されています。

 本講座では、ROSをはじめロボット制御に詳しい専門家が、公開情報などをもとにRT-2のモデルを分析するとともに、VLAモデルおよびローカルLLM、VLAモデル、Genesisによる動作生成への適用と有効性を解説。これを踏まえ、ヒューマノイドの研究開発で後塵を拝したわが国が進むべき道として「ヒューマノイドSIer」の可能性と求められるスキル要件を紹介します。併せて、中国・深圳を中心に現地の技術動向をウィッチする専門家が、中国UnitreeやPuduに代表されるヒューマノイドや中国製協働ロボットの開発動向や実用化の状況を解説します。

 

 本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを用いて実施します。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。また、録画視聴のためのURLは12/8以降にお知らせします。

概要

日時

2025年 12月 4日(木)11:0013:30

※開催当日10:00まで申込受付

会場

東京ビッグサイト 会議棟
1F 102会議室&オンライン(ZOOM)

※会場参加の定員60名まで

受講料

受講料:22,000円(テキスト代、後日の録画視聴、税込、1名分)

※テキストは開催2日前にミーティングリンクととともにPDFでお知らせします。

※録画視聴のURLは12/8以降にお知らせします。会場・リアルタイムでご参加された方、録画視聴のみの方に共通してお知らせします。

 

主催 日刊工業新聞社
協力 スイッチサイエンス国際事業開発、想造技研
問合せ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

会場アクセス

東京ビッグサイト 会議棟1F 102会議室
東京都江東区有明3-11-1
セミナー会場案内図

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プログラム


□解説1(11:00~11:50)
「中国におけるヒューマノイド・協働ロボットの開発と利用の最新動向」
(講師:スイッチサイエンス国際事業開発 高須 正和 氏)

【概 要】
 国際ロボット連盟(IFR)の調査によると、中国は世界最大のロボット生産国でもあり、2024年の産業用ロボット生産台数は55万6000。サービスロボットの生産台数は1051万9000台を突破した。ヒューマノイドへの投資はAI投資の一環として増大しており、未来志向を背景に、エンボディドAIの発展と結びついています。また、ロボット向け半導体やインテリジェントモータ(QDD)の進化、ROSコミュニティによる人材育成、そして、巨大な市場と開放的なサプライチェーンが中国のロボット産業の成長を支えており、わが国のロボット産業への影響度はより一層強くなっています。

 解説2では、ヒューマノイドと協働ロボットに焦点を当て、中国のロボット産業の現状を通じて、技術的優位性と人材育成基盤の2つの側面から、ロボット関連産業が加速度的に伸びている理由を解説します。

□解説2(12:00~13:20)
「VLAモデル・Genesis・ローカルLLMのロボット開発への適用方法とヒューマノイドSIer戦略」
(講師:想造技研 滝沢 一博 氏)

【概 要】
  解説2では、前段に、公開情報などをもとにRT-2のモデルを分析するとともに、VLAモデルおよびローカルLLM、VLAモデル、Genesisによる動作生成への適用と有効性を、講師の実運用の経験を交えて解説。

 後段ではワールドワイドでのヒューマノイドの研究動向を、中国UnitreeとPudu、DOBOTを中心に、中国ロボットメーカーが指向するフィジカルAIプラットフォーム&エコシステムの姿を分析します。さらには、ヒューマノイドの研究開発で後塵を拝したわが国が進むべき道として「ヒューマノイドSier戦略」の可能性と求められるスキル要件を解説します。

□質疑応答(13:20~)

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