セミナー

【ライブ配信セミナー】
1日特訓でマスターする!

設計トレードオフを最適化する最強ツール 「中沢メソッド」
「消費電力×生産性」「剛性×質量」「強度×寿命」など相反課題を解決

開催主旨

 実際の設計やものづくりの現場では,技術者が求める要求機能(実現したいスペック)が一つだけということは稀である.「あちらを立てればこちらが立たず」という状況となり,トレードオフを持つ複数の要求機能の間で,バランス解を探すことがほとんどであるが,往々にして主観にもとづく局所最適解に陥りがちである.

 「中沢メソッド」は,実験計画法を用いて実験やシミュレーションの組合せ条件を最小化し,少ない実験データからでも要求機能の実現確率を客観的に予測できる.さらに,要求機能間のトレードオフが全体最適となる設計・製造パラメータを決定できる画期的な手法である.従来はこのパラメータ決定に多くの時間を費やしたが,「中沢メソッド」で大幅に効率化することができ(実績値で1/4程度まで短縮),延いてはその時間を上流段階での価値創造や基本構造設計にあてることができる.

受講対象者

ものづくりに携わる技術者全般,特に要求機能のトレードオフに興味のある技術者

習得可能知識

1.統計データ解析の基礎を学んで設計や製造に活かしたい
2.実験やシミュレーションでの実験パラメータの取扱い方法を知りたい(実験計画法の活用法)
3.要求機能のトレードオフを最適化する設計・製造パラメータを求めたい (中沢メソッド)
(要求機能:設計目標値や製造ばらつきなど,技術者が実現したいスペック)

 

計算演習があるので関数電卓やExcelシートを準備ください。

 

参考図書:『製品開発を成功させる実現予測法』,中沢弘,近代科学社Digital(2021) 予習してもらうとセミナーでの理解が深まります。

概要

日時 2025年 11月 19日(水)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 講座開催の3営業日前17:00〆切
※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。
原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。

【営業日】について
営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。

(例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込について

講師

安河内 正也 氏(やすこうち まさや)

プログラム

1.設計が日常的に直面する現実的課題(=トレードオフ問題)
1-1 思い込みがもたらす局所最適設計とトレードオフ問題
1-2 設計のジレンマを解決する「中沢メソッド」
2.中沢メソッドを知って,さっそく使ってみよう
2-1 中沢メソッドの特徴と適用の流れ 
  2-1-1 要求機能(評価項目)を満足する設計・製造のパラメータとは
  2-1-2 パラメータを決めるための実験・シミュレーションと実験計画法(直交表)
  2-1-3 システム実現確率を用いた最適なパラメータの導出
2-2 実現確率の求め方
  2-2-1 シャノンの情報理論を活用したシステム実現確率の定義
  2-2-2 システムの取り得る範囲(システムレンジ)と目標仕様・実現確率の関係
  2-2-3 複数の要求機能を同時に実現する確率の高い設計・製造パラメータの導出
  2-2-4 演習(1)~システムレンジが既知の場合の計算演習:車選びへの応用~
           (要求機能が複数ある場合の実現確率を計算する)
  2-2-5 演習(2)~実験データが既知の場合の計算演習:アンケート結果分析への応用~
           (データの平均値と標準偏差から実現確率を計算する)
2-3 実験計画法と実現性予測法を組合せた最適パラメータの計算方法
  2-3-1  実験計画法の目的と仕組み
  2-3-2  実験計画法(直交表)と要求機能(評価項目)の関係
  2-3-3  直交表から得られた実験・シミュレーションデータを用いた実現確率の計算方法
  2-3-4  演習(3)~実験データを取得する場合の計算演習:片持ちばりの設計への応用~
           (直交表のデータからトレードオフを最適化する設計・製造パラメータを計算する)
3.「中沢メソッド」を用いた開発事例
3-1 中沢メソッドの好適分野
3-2 ガスタービン部品の研削加工の生産性向上(製造現場の条件出し)
3-3 射出成形機の改良(現流機の改良)
3-4 歯科用エアグラインダーの開発(新規設計)
4.まとめ
 【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
 ※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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