セミナー

ライブ配信&後日の録画視聴も可能!
未来情報の学習で高精度予測を可能に!
浸透学習法などを用いた
機械学習の最適化/低コスト化手法

開催主旨

 深層学習(Deep Learning)などに代表される現在の機械学習において、高精度な処理を構築するためには大規模な回路を用いて大量のデータを学習することが一般的です。ただし、構築に要するコストが大きいことがいまも課題となっています。一方, 機械学習を用いるケースによっては、例えば装置への組み込みや小規模システムへの実装などでは、小規模な回路と少ない学習データを用いての高精度な処理の構築が求められます。

 本セミナーでは、これらを可能にする手法として、深層回路の構造最適化・低コスト化や、学習効率・学習データの最適化・低コスト化に加え、講師らが独自開発した「浸透学習法」による最適化と低コスト化手法を解説します。

 浸透学習法は、学習時のみ利用可能なAux data(補助データ)が有する知識を、運用時に利用するMain data(主データ)の処理経路に「浸透」させて学習する手法であり、運用時のデータ(Main data)にもとづいて高精度な予測器や分類器を構築できます。このような学習プロセスにより、構築したモデルは、運用時にAux dataがなくても、Main dateにもとづき高い予測能力や識別能力を発揮できます。例えば、ものづくり現場においては、耐久性データ(Aux date)を学習時に利用し、製造直後の簡単な検査データ(Main data)から高精度な品質・寿命予測を行えます。将来の変動予測や高精度な時系列予測で効果を発揮するほか、マルチモーダル認識への応用も可能です。

 なお、セミナーの終盤には、受講生の方々と講師によるフリーディスカッションの時間も設けており、本講座への理解と自社への適用にかかる知識を深めることができます。

 特に、機械学習の最適化・小型化・低コスト化を検討されている方の参加をお勧めします。

概要

日時 2025年12月18日(木) 14:00~17:00
(13:30 ログイン開始)
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※受講者による録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

29,700円(資料含む、録画視聴、消費税込、1名分)

※録画視聴は、当日参加された方も、録画視聴で参加登録された方も可能です。
※録画視聴は、講座終了後10日間にわたり何度でもご確認いただけます。

主催

日刊工業新聞社

 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

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申込について 受講にあたり
開催決定後、請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込みフォームからお申込みください。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

長尾 智晴 氏

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プログラム

1.深層回路の最適化・低コスト化

1-1 神経回路網(neural network:NN)の構造最適化
   :Pruning・量子化・チャネル削減などの規模縮小技術
1-2 エッジAIのためのNNの高速化・最適化
   :Bスプライン関数を用いるNN・ノード柔軟化など
1-3 テーブルデータの入力変数の最小化
   :NAM(Neural Additive Model)・入力選択型NAM・確率緩和/連続緩和
1-4 進化計算法によるNNの構造最適化
   :基礎的な考え方とNAS(Neural Architecture Search)・任意結合型NN

2.学習効率・学習データの最適化・低コスト化
2-1 教師なし学習とアクティブラーニング
   :特徴空間の解析・教師なし学習・自己教師あり学習
2-2 知識の流用・転用・継続学習
   :転移学習・蒸留・NNの継続学習・忘却など
2-3 生成AIを用いた学習データの水増し
  :画像系生成AIによる学習画像の生成など
2-4 基本処理単位の組み合わせ最適化手法
   :進化的機械学習・進化的画像処理など
3.浸透学習法(PLM:Percolative Learning Method)による最適化・低コスト化
3-1 浸透学習法の原理と特徴
   :学習時のみ利用可能な情報を有効に学習できる独自の深層学習法
3-2 入力変数の世界最高レベルの最小化
   :入力選択型NAMとPLMの組み合わせによる究極の最小化
3-3 マルチモーダル認識への応用
   :入力センサの代替・運用時入力情報の最小化
3-4 将来変動予測の画期的な最適法
  :学習時に未来情報を学習することによる高精度予測
3-5 浸透学習法による高精度な時系列予測
4.まとめとフリーディスカッション

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