セミナー
儲かるカイゼン・儲からないカイゼン!
「MQ会計」で進める工場カイゼン
どのくらい生産性を上げれば利益が生まれるか?・材料費が10%値上りしたときの製品の値上げ額は?・値引きをしても利益が増える販売数は?
開催主旨
「本当に儲かっているのか?」、カイゼンマンなら誰しもが抱く疑問です。
MQ会計は、一つひとつの活動の損益を瞬時に計算できる会計手法です。一般的な財務会計が過去業績に基づいて会社の経営状況を把握するのに対して、MQ会計は、事業の収益構造を可視化し、活動の一つひとつが利益を得ているかを確認できるのが特徴です。
MQ会計では、収益構造を売価(P)、仕入単価(V)、付加価値単価(M)、数量(Q)、固定費(F)、利益(G)の6つのパラメータを用いて表現します。付加価値単価(M)は「売価(P)- 変動単価(V)」で算出される補助要素となります。これらの要素を組み合わせると売上高はPQ、変動費はVQ、付加価値はMQで表され、利益(G)は、MQ-Fとなります。
たとえば、商品AがP(10円)、V(6円)、M(4円)とすると10個売れた場合、PQ(100円)、VQ(60円)、MQ(40)円。Fが30円であれば、G(10円)となります。この時、G(0円)になる損益分岐点はP、V、Q、Fの4通りあります。MQ会計では、この図式を基本に各パラメータを変動させながらG(利益)を増やすための行動を導き出します。発案者は西順一郎氏。「ラクして儲ける」ために作った攻めの会計手法です。
本セミナーでは、このMQ会計をカイゼン活動に役立てる実践的な方法を学びます。企業活動の利益の仕組みを理解したうえで、カイゼンの目標設定から売価設定、内外製の決定…といった経営判断に至るまで製造業で儲けるための技術を身に着けます。実践的なケーススタディを豊富に用意してMQ会計のオペレーションの習得と、収益改善活動への効果的な活かし方を伝授します。
受講対象者
ものづくり企業の経営者,経営企画、経営戦略部門など。
習得可能知識
1.MQ会計の仕組み、計算法などを習得できる
2.製造業における様々なケーススタディを用意。MQ会計を使って最適解を導き出すコツを掴める
3.MQ会計による戦略策定と現場カイゼンを併せた相乗効果を狙える
進呈書籍
MQ会計特集が掲載された月刊「工場管理」2025年11月号(三浦講師執筆)を無料にて進呈致します。
持ち物
電卓
概要
日時 | 2026年 2月 20日(金) 10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩12:30~13:30) |
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会場 | 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | お一人様:48,400円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
FAX申込みについて |
講師
プログラム
1.利益を増やす基本戦略 |
・利益を増やすカイゼンへ:架空利益 ・利益を出すために必要なこと:財務会計→管理会計→MQ会計 ・利益が出るとは「付加価値が固定費より大きい」:(要素法と企業方程式) ・材料費10%上がったときの利益 ・売上10%下がったときの利益 ・利益を増やす2つの基本戦略 ・損益分岐点は4つ: 利益感度分析 ・売価1%下がった場合と1%上がった場合の利益 |
2.利益を増やす生産性向上とリードタイム短縮 |
・利益を上げる生産性 ・生産性を上げる要素 ・ムダと付加価値 ・7つのムダと2大ムダ ・カイゼンはどこから行うか ・リードタイムを短縮する ・時間管理と多能工 ・管理の時間軸のレベルを上げる |
3.カイゼン効果を利益につなげる |
・棚卸で利益が変わる:5S ・在庫が増えれば利益が増える ・外製と内製、どちらが得か ・赤字製品は中止すべきか ・OPQR分析 ・売上高は役に立たない ・ラッカープランと労働分配率 ・QCDからQDMへ |