セミナー

ライブ配信&後日の録画視聴も可能!
「伝わらない設計」から脱却する!
グローバル時代に通用する技術伝達と信頼構築の実務

開催主旨


 本セミナーでは、日本の製造業が直面する「伝わらない設計」の課題を取り上げ、グローバル時代に求められる“伝える力”を体系的に学びます。
 暗黙の了解に頼る文化や、分野間の情報共有不足から生じる手戻り・トラブルの原因を整理し、設計者として信頼を得るための実践的な伝達技術を身につけていただきます。
 また、海外での実務経験を通じて得られた具体的な成功・失敗事例を交えながら、図面標準化、非言語コミュニケーション、法令遵守などの観点から「伝える技術」を磨くことをめざします。

 設計・開発部門における「伝える」ことの効果は絶大です。専門分野間の協調はもちろん、これにより信頼の獲得につながり、設計品質・コスト・信頼の三位一体マネジメントを実現できます。
 ここで言う「信頼」とは、設計実務における以下のような信頼性を指します。具体的には、①手戻りや誤解が少なく、安心して任せられること、②法令対応や図面内容が正確で、リスクが少ないこと、③部門間や海外拠点とのスムーズな連携が可能なこと、を指します。そして、このような信頼を構築することで、
■設計品質の向上(不具合・手戻りの減少)
■コストや工数の削減(再試作や調整作業の削減)
■顧客・サプライヤーからの評価向上(取引の安定化・継続性確保)
という具体的な成果が得られます。
 伝達精度を高めることによって信頼を構築し、それが実務上の具体的なメリット(成果)として現れるという関係性となり、そのためのコツを解説します。

※セミナーではオンラインツール「ZOOM]で実施します。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

受講者対象者

・機械・電気・制御などの設計に携わる若手~中堅技術者の方

・海外拠点・取引先とのやり取りが増えている設計・開発担当者の方

・設計品質や法令遵守の観点から業務改善を進めたいマネージャー層

受講効果

・設計情報が「伝わらない」原因を理解し、再発防止策を立てられる
・国際的に通用する図面・注記・公差の伝達技術を実践できる
・外為法、RoHS指令、取適法などの法令リスクを設計段階で意識して回避できる
・専門分野間や海外拠点との協働を通じて、信頼構築と成果創出の両立を実現できる

概要

日時 2026年3月16日(月) 14:00~17:00(3時間講座)
(13:30 受付開始)
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※受講者による録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

29,700円(資料含む、消費税込、1名分)

※録画視聴は、当日参加された方も、録画視聴で参加登録された方も可能です。

※録画視聴は、講座終了後10日間にわたり何度でもご確認いただけます。

主催

日刊工業新聞社

 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

⇒ プライバシーポリシー

申込について 受講にあたり
開催決定後、請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込みフォームからお申込みいただくか、FAX申込書をダウンロードしご記入のうえ、FAXにてお申込みください。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

鈴木 敬一 氏

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プログラム

1.日本の「伝わらない」問題を考える(問題提起編)

1-1 日本の設計現場が抱える構造的課題
  • 暗黙の了解や属人化に依存する設計文化の限界
  • リソース不足による伝達不全の悪循環
  • 専門分野(機械・電気・制御)間の情報共有ギャップ
1-2 伝達不足がもたらす2つの危機
  • 法的危機:設計ミスや管理不備により発生する法令違反(外為法・環境規制等)や行政処分のリスク
  • 信頼の危機:顧客や取引先との信頼喪失、契約トラブル、ブランド毀損などのリスク
1-3 世界に通用する「伝達技術」が求められる理由
  • 国内慣習では通用しないグローバル設計環境
  • 技術の国際標準化と共通言語としての図面の重要性

2.海外で磨いた「伝える力」(実践と解決編)
2-1 図面技術の核心
  • 誤解を生まない図面作成のポイント(寸法、公差、注記の明確化)
  • ISO・JIS間の整合性と国際標準の理解
2-2 図面の標準化とドキュメント整備
  • 設計情報を共通言語化するための図面・仕様書の作成ルール
  • サプライヤーとの誤解を防ぐ注記・用語の統一
2-3 非言語コミュニケーションの活用
  • 英語力に頼らずに伝える図面・ジェスチャーの使い方
  •「見せて伝える」技術によるトラブル防止
2-4 対話による信頼構築
  • 仕様差異や手戻りを防ぐための対話のコツ
  • 海外顧客・現地技術者との協働を成功させた事例紹介
3.「伝える」ことで成果を確実にする(応用と成果編)
3-1 専門分野間の協調
  • 機械設計者が他分野技術者と設計情報の共有を円滑にする工夫
3-2 設計者が押さえておくべき法規制
  • 安全保障輸出管理(外為法):
   該非判定や技術資料の取扱いに関する基礎知識
  • 環境規制(RoHS指令・REACH規制):
   設計段階で考慮すべき化学物質管理と対応手順
  • 中小受託取引適正化法(取適法):
   金型保管・検収・委託取引に関する新たなリスクと設計者の関わり方
3-3 成果を最大化するための戦略
  • 設計品質・コスト・信頼の三位一体マネジメント
  •「伝達力」で企業競争力を高める

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