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(2008年)
第51回 十大新製品賞 本賞
新製品技術
第2世代薄膜太陽電池モジュール (シャープ)
1000ミリ×1400ミリメートルの大型ガラス基板を採用した薄膜太陽電池。変換効率の向上に加え、大きさは従来品の2・7倍で、設置枚数と設置コストを低減でき、発電コストの大幅削減が可能になる。また、特性の異なる2つの薄膜セルを積層した「薄膜タンデムセル」構造により、業界トップ水準のモジュール変換効率9%を実現した。
可視光を変換するアモルファス薄膜と、赤外光を変換する結晶薄膜を積み重ねて一枚の薄膜セルにすることで高効率化。変換効率を向上した。
薄膜型は原料のシリコン使用量が結晶系太陽電池の約100分の1で済み、表面温度が上昇しても出力低下が少ない。
シャープは高効率と量産性を両立した薄膜太陽電池を、世界展開の中核技術と位置づけている。09年度の稼働を予定している大阪・堺の新工場では、さらにアモルファス薄膜を加えた3層構造の採用で、変換効率10%を目指す。