顕彰事業

(2008年)
第51回 十大新製品賞 本賞

新製品技術

Virtage3搭載ブレードサーバ BladeSymphony1000(日立製作所)

 企業の大規模業務システムにも使用できる高性能のブレード(基板型)サーバで、1台のサーバをあたかも複数台のように使用できる日立製作所独自のサーバ仮想化機構「Virtage(バタージュ)3」を搭載。複数台のサーバを1台に集約できることから、データセンターの消費電力削減や省スペース化につなげられる。

 バタージュのファームウエア(組み込み用制御ソフト)を筐体内のサーバ制御用コンピューターに格納しており、仮想化機構をインストールすることなく、電源を入れるだけで仮想化環境を利用できる。

 ハードウエアベースの仮想化環境を提供でき、開発環境時に使用したシステムを検証なしで本番環境で利用することが可能。ソフトウエアベースの仮想化に必要な検証作業がなく、システム導入期間やコストを削減できる。08年度はブレードシンフォニー全体で3110筐体(07年度比45%増)の販売を見込む。

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