顕彰事業

(2009年)
第52回 十大新製品賞 モノづくり賞

新製品技術

新プラスチック金型用鋼 HPM-MAGIC (日立金属)

 家電やIT機器、自動車用の樹脂成形部品を作るために使われる金型用鋼材。金型に必要な「割れにくさ」と「削りやすさ」を両立させつつ、コストを抑えたのが「HPM-MAGIC(ハイピーエム・マジック)」だ。炭素やシリコンなど鋼材中の微量成分の配合比を最適化。熱処理の工夫も加え、相反する特性である強度とねばり強さをともに向上させた。製造工程も改善し、2度必要な鋼の溶解工程を1回で済むようにして、コストを大幅に引き下げた。

 これまで同社では硬さ32HRC(HRCは金型の硬さの表現単位)級の「HPM7」が主力で、高級用途にはより硬い40HRC級の「CENA1」などを用意していた。HPM-MAGICはCENA1と同じ硬さながら、軟らかいHPM7とほぼ同水準の削りやすさを実現。価格も安く、硬さの問題でCENA1などを使わざるを得なかったユーザーは、数十%のコストメリットを享受できるとしている。

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