電子書籍サービスに関するプラットフォームの開発と実用化　（シャープ）

　日本語コンテンツに適した新フォーマット「次世代ＸＭＤＦ」を採用した電子書籍サービスプラットフォーム。同サービス「ツタヤ　ガラパゴス」を立ち上げるとともに、専用端末を商品化した。縦書きや禁則、ルビなど日本語特有の表現のほか、音声や動画などを含めたリッチコンテンツの表示にも対応する。また暗号や改ざん検出など著作権保護機能も備えた。

　電子書籍では電子ペーパーが主流だが、ガラパゴスでは高精細の液晶を搭載。書籍にとどまらず新聞や雑誌などの表示にも適している。コンテンツはダウンロード方式を採用しており、決まった日にちや時間に自動的に配信する定期配信サービスに対応。シャープではカルチュア・コンビニエンス・クラブとの共同出資会社を通じて、コンテンツ配信にも自ら関わる。電子書籍だけでなく、来春には映像や音楽、ゲームなどにも対応。さらに電子商取引全般までサービスを拡大する計画。