顕彰事業
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(2010年)
第53回 十大新製品賞 本賞
新製品技術
オンデマンド仮想システムサービス (富士通)
富士通が持つ大規模データセンター(DC、写真は館林システムセンター)内にある仮想サーバやディスク装置などを、ネットワーク経由であたかも自分専用の機器として利用できるサービス。ユーザーは自前で設備を持たなくても、必要な時に必要なだけITシステムを利用でき、利用した分のみを支払う柔軟な従量課金ですぐに使える。
DC内のシステムは多重化され、自動復旧機能などにより安定稼働を保証。業務量の増減に応じて効率的にIT機器を利用することで、省エネ対策を含むITコストを最適化できる。自前で運用する場合と同等レベルの信頼性(稼働率99.99%)を実現しており、企業や自治体、官公庁などの基幹業務にも利用できる。
新規ビジネスの立ち上げのトライアル基盤としても有効。スマートグリッド(次世代電力網)や農業、教育、医療、防災、電子政府、環境などの社会インフラ基盤での活用も始まりつつある。