セミナー

金型・成形および不良対策の事例から学ぶ
手戻りをなくす プラスチック製品設計実践ノウハウ
~会場型だからできる…成形不良サンプルを手に取り見て触って理解!~

開催主旨

プラスチック製品設計に携わっている方、あるいはこれから携わることになる方へ本講座はエールを贈ります。

プラスチックは、現在の我々の生活と切り離して考えることができないくらい密接な存在となっています。しかし、プラスチックのモノづくりとなると、何を拠りどころにつくれば良いのか迷うことになります。まして、製品設計はモノづくり工程のトップバッターであり、そのトップバッターがプラスチックの勘所や後工程への配慮を欠いた設計をしたらどうなるでしょうか。後工程で問題が発覚し、対策しようにもうまくいかず、前工程に戻って作業をやり直さざるを得なくなります。

このような「手戻り」が頻発すると、目標の品質やコストはもちろん、約束の納期も守れなくなってしまいます。

手戻りをなくすには、プラスチックのモノづくりにおける基礎知識(樹脂、金型、成形加工)を学ぶことに加えて、それらの相互関係を立体的に理解することが必要です。

本講座は、長年プラスチック製品設計に携わってきた講師の実例を通して、設計の勘所を解説します。事例の切り口は「金型」「樹脂」「成形加工」「成形不良」「製品設計」の5つです。取り上げた各事例は「背景→通常→しかし→そこで→結果→なお」という流れにより、設計者が困りがちな状況をどう打破していったかというストーリーでまとめています。各事例の「関連事項」解説により視野拡大にも役立つものと思います。

また、昨今、技術の進歩は早く、市場の技術動向を知ることも大切です。講師が視察したプラスチック国際博覧会(ドイツK2022、日本IPF2023)の成形品サンプルや動画を元に技術トレンドの話をいたします。成形不良サンプルも展示します。手に取って見て触れて理解を深めていただけます。

皆さまの多くのご参加をお待ちしております。

 

受講対象者

○樹脂部品の設計、製品開発などに携わる技術者
○プラスチックの知識を必要とする金型設計・製作、成形加工、資材・購買、組立製造、品質保証・品質管理、受入検査、研究・開発、販売・営業などに携わる方
○入社して間もない方、異動や転職などで新たにプラスチックの知識が必要となられた方

 

習得可能知識

1)プラスチック製品設計の留意点
2)射出成形金型の知識
3)樹脂材料の知識

4)成形加工の知識
5)コストの知識

6)最新の技術トレンド

 

進呈書籍

※セミナーにご参加いただいた方へ「製品設計者の手戻りをなくす プラスチック金型・成形 不良対策ファイル35」をテキストの副読本として贈呈いたします。

 

概要

日時 2025年 1月 17日(金) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書をご郵送いたします。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込みについて

講師

伊藤 英樹 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

第1章 製品設計の役割
「プラスチック製品」のモノづくりの流れと留意点
 ~受注・設計から試作・量産まで~
第2章 金型
1)ペアでつくってペアを組み合わせる
 【関連解説】寸法公差とはめあい
2)つくり方を変えて部品の種類を減らす
 【関連解説】大型成形品の形状精度をつくる
3)スナップインフックの取付強度をアップする
 【関連解説】設計パラメータとフック強度の安定性
第3章 樹脂
1)樹脂は最初に決める設計仕様
 【関連解説】樹脂材料を選ぶ留意点
2)樹脂特性と製品耐熱性
 【関連解説】耐熱試験と評価の難しさ
3)特性改質した樹脂の見えない品質
 【関連解説】レーザーによる刻印品質と加工時間
第4章 成形加工
1)ジェッティングと成形条件
 【関連解説】ヘジテーション現象による成形不良
2)肉を削って早く冷やしてコストダウン
 【関連解説】サイクルタイムと金型生産能力
第5章 成形不良
1)成形品判定の留意点
 【関連解説】成形の立ち会いで確認すること
2)外観キズと原因追跡
 【関連解説】成形不良とは何か
第6章 製品設計
1)重要機能へコスト配分
 【関連解説】アイデア出しのための発想法
2)組立て間違いしない設計
 【関連解説】組み立てられない設計としない
 第7章 技術トレンド& 成形不良サンプル
1)技術トレンド
 3年に1度開催されるK(ドイツ デュッセルドルフ 2022)およびIPF(日本 幕張メッセ 2023)を視察した話をいたします。入手した成形サンプルも展示しますので、手に取り見て触れてご覧ください。
2)成形不良サンプル
 成形不良サンプルを展示します。不良現象を直接見ることで理解を深める良い機会となります。

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