セミナー


「不良を根絶」する生産ラインの作り方
~11年間不良流出ゼロを実現!”品質つくり込み”による抜本的な不良対策とその具体策~

開催主旨

 

品質トラブル、不良流出の阻止は全製造業の課題となっています。


近年競争力を失った日本企業は、技術力の低下や品質トラブルでますます世界から取り残されつつあります。
品質第一とうたいながらも、従来型の「検査で品質を保証する」と言う大量生産方式の考え方は依然として多くの生産ラインで行われており、多くの課題を残してきました。

 

一方、全く新しい手法で11年間不良流出、クレームゼロを達成した企業もあります。

 

その手法とは、検査ではなく各工程で“品質つくり込み”を着実にやること!

手法やツールではなく、考え方や思想を変えるべきなのです。

 

本セミナーでは品質つくり込みの能力を強化する手法をご紹介します。
品質を維持向上させるには、余分な仕掛や在庫がなく、オペレータが決められた作業を手順通りに楽々作業ができる環境を整えることが第一です。

最も基礎的なものは慌てさせない、リズムある作業に整備する、疲れさせない作業にするなどの環境整備です。そのためには4定、表示標識、手元化、工具と部品を順番に置く、といった簡単なやり方があります。そこからさらに標準作業ができるように標準類の作成方法、合わせてポカヨケの考え方、なぜなぜ分析の失敗事例から技術的な問題を解明する手法まで切り込んでいきます。

 

たとえ工場内でミスが発生しても、社外には決して出さないと言う組織を挙げての意識がカギを握ります。
そのためには工場マネジメントや生産システムへの理解を共有化、良品をつくり続ける環境を整えて、組織として維持する仕組みを構築しなければなりません。

 

やらされる管理から、現場の自律した管理へレベルを向上させましょう!


11年間出荷検査と市場クレームゼロを達成した成功事例から、皆様の生産ラインにも横展開できるヒントもご紹介します。目からウロコ的な講義を精一杯させていただきます。

特に、現状から脱皮できないでお困りの品質管理の担当者、現場管理監督者、生産技術担当者の方に強くお勧めします。

概要

日時 2024年 8月 20日(火)10:00~17:00
(9:30受付開始 休憩 12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込みについて

講師

松田 龍太郎 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

1. お客様が満足する品質を提供するには?
1) 企業の使命は?会社に来てやることを集約すると2つ
  ・作業するだけの考え方では、一向に不良はなくせない
2) 製品の価値や利益を上げるには、不良や手直しをなくすこと
  ・QDCの順番ではなく、QDCの順番で取組む
3) トヨタ生産方式の基本的な思想と背景
  ・JITよりも自働化の思想が重要。自働化と自動化の違い
2. 製造品質は工程でつくり込む
1) 製造現場における品質とは?
2) 製造品質が良いとコストが下がる!
3) 品質保証には、2つの方法がある
4) 良い製造品質は、検査ではなく各工程でつくり込む
5) 掛け声だけでなく、実際にやり方を変えていく
6) 品質つくり込みとは?6つの良品条件の確認
  ・最も重視する条件は、意外にも人間関係だった!
7) 現状の問題点は?
  ・モノが多すぎることなど再確認と良い事例紹介
3. 製造品質問題に対する意識を再確認
1) お客様が満足する品質を、現場で実践するには?
2) 現場が一体となって、品質へのこだわりを追求する
3) 製造現場を組織して全員で取組む
4. 品質つくり込みは、良品条件の確保が大切
1) 品質のフィードバックを速くする
2) 良品条件の解明と維持管理の考え方
3) 基本は標準作業ができる環境にする
  ・6つの標準作業のツールの紹介
4) ポカヨケと標準作業の関係
5) ポカヨケの注意式と規制式の考え方と具体的な8つの方式
5. 品質つくり込み能力を強化するには?
1) 手法・ツールの準備と具体的事例の紹介
2) なぜなぜ分析で答えが見つからないのはなぜか?
3) 技術的な問題を解決する4コマ図法の紹介
4) 現場の自律化と現場に強い人づくりの方法
5) 現場ですぐにカイゼンができる条件整備
6) 今すぐ実践できる!4定、表示標識、手元化、工具と部品の順番化
  ・これをやるだけで組立系の生産ラインの工数も不良も激減する
6. ダントツな品質を目指すやり方
1) リアルタイムで品質情報をフィードバックする
  ・アンドン、ヒモスイッチ、チームリーダー、みずすまし要員
2) 暫定対策と恒久対策の2つのチームを組織する
3) 品質パレート机の紹介
4) 時間観察でムダを発見し、即カイゼンするやり方【簡単な演習】
  ・ムダな作業や歩行をなくして、疲れさせない付加価値の高い作業に変えていく
5) チームでピッキング、加工、組立、検査、梱包、出荷までの流れを共有化する
  ・ピッキングから出荷まで各工程で、標準作業を行い全数検査する
6)工程内検査を各工程に組込む、ポカヨケも随所に組込む
  ・ポカヨケ装置は日常点検が不可欠
*演習には、時間観察をしますので、スマホをご用意願います。

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