セミナー

【ライブ配信セミナー】
「設計の見える化」が失敗する理由

設計ナレッジの可視化と標準化による設計高度化実践講座
~「脱」属人的設計!仕様/諸元の「見える化」標準化による設計効率化/設計自動化のアプローチ~

開催主旨

「設計ナレッジを可視化し、属人的な設計から脱却する」

「標準化をして効率的な設計をする」

「引退間近のベテランの頭の中を見える化する」

 

いわゆる「設計の見える化・設計ナレッジ(暗黙知)の形式知化」が10年以上前から掲げられていますが、多くの企業で活動が進んでいないというのが実態です。

活動が立ち上がっても、「忙しさ?」を理由に活動が中断してしまうケースが大半です。

 

なぜ、10年かかっても上手く進められないのか?

その理由の大半は、ナレッジ可視化・標準化・技術伝承の目的/推進方法/啓蒙活動に「根本的問題」があるからです。

 

「設計の見える化・設計ナレッジ(暗黙知)の形式知化」を進めるぞ!

 

となると、大半の設計部門が見える化をゴールとし、ひたすら「マニュアル作成」活動になりがちです。

結果、誰も見ない、読まない、読めない、使えないマニュアルが氾濫し、暗黙知が形式知にもならず、ベテランの引退とともにそのまま消えていく…というのが「設計改革の進まない10年」の真実です。

 

「頭の中を書き出すだけだから、ちゃんと時間をとって、思い出して書いてさえくれればいい。」そう簡単に考えているから失敗するのです。

自分の考えを整理し書き出すことはそう簡単ではありません。

 

「思考を言語化する」適切なアプローチを理解することで初めて、忙しい中でも「設計の見える化」を進めることができます。 

また、本講座ではナレッジを「活用」し、標準化/自動化することで、効率化を実現させる手法を解説し、ナレッジの鮮度を保つための「改訂」の運用方法についても解説を行います。

本当に「設計を見える化」し、設計改革を進めるためのナレッジの「可視化」「活用」「改訂」を体系的に学んでください。


■受講対象者
・製造業
・経営者(CTO、CIO、CFO)
・開発部門・設計部門・設計管理部門の管理職から担当者
・情報システム部門の管理職から担当者
・経営改革・業務改革に携わっている管理職から担当者

  

■進呈書籍
お申込みいただいた方には、講師著『儲かるモノづくりのための PLMと原価企画』(東洋経済新報社刊)を無料進呈します。

 

本セミナーのテキストは、PDFにてお送り致します。
※お申込みの際に、テキストを受け取れるメールアドレスを記入して下さい。
(申込アドレスと異なる場合は、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。) 

概要

日時 2026年 1月 30日(金)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 2026年1月29日(木)17:00〆切
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

北山 一真 氏(きたやま かずま)

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プログラム

【理論編】

① 標準化のよくある失敗
 1. なぜ標準化は失敗するのか
 2. 「標準」を作っても、「様々な顧客要求」に答えられない
 3. 標準図を作っても使ってくれない
 4. 設計マニュアルを作っても読まれない。改訂されない。
② ナレッジを組織の資産に変える
 1. 「属人的設計」は競争力を奪う
 2. ナレッジ可視化はマニュアル作成ではない
 3. ナレッジの見える化の4要素とは
 4. 設計を知っていることと、言語化できることは別
③ 標準化を競争力につなげる
 1. 脱、流用設計。脱、属人設計。
 2. 属人設計から脱却するための設計標準化の方向性
 3. 図面の標準化と設計思想の標準化を使い分ける
 4. 企画量産型と個別受注型における標準化の違い
④ 少人数・短期期間での効果的な進め方
 1. 標準化活動の最適なメンバー構成
 2. 標準化活動の立ち上げ方(経営層への説明方法。効果説明)
 3. 活動の進め方(大まかな活動ステップ)
 4. 専任化できない中でナレッジ整備を進めるコツ

【実践編】

⑤ 顧客要求を最大限に活かす仕様管理のポイント
 1. 要求仕様を見える化と一元管理するポイント
 2. 要求仕様を傾向管理し、案件間での横串を通す管理の仕組み
 3. 失注分析を可能にし、仕様提案や機種開発に活かす方法
⑥ 設計ルールを見える化し、標準化させる
 1. 設計を構造的に整理する
  ・要求仕様→設計仕様→方式→寸法の構造整理
  ・要求仕様→レイアウトパターン→配置の構造整理
  ・設計諸元→設計図書の構造整理
 2. 設計ナレッジを設計ルール(標準)として整備する
  ・性能計算・性能チェックのルール
  ・基本形状・方式選定のルール
  ・相似形(寸法など)のルール
 3. 標準を決める際のポイント
  ・標準化の3ステップとは
  ・バラバラな顧客要求に対して、標準をどう決めるか
  ・「標準を守らせる」運用は間違っている
⑦ 標準や設計ルールを使った設計自動化
 1. 論理構成(150%BOM)を用いた構成決定・部品選定の自動化
 2. 設計諸元の自動選定
 3. CADの自動モデリング・自動作図
 4. 設計自動化とAI
⑧ 標準やナレッジの改訂と若手人材育成
 1. 標準の改訂は、検図の運用を見直し
  ・自己申告制の検図からの脱却
  ・標準からの差異リストで標準改訂を促す
 2. 標準の改訂は設計部門が実施すると失敗する
 3. 若手にナレッジを共有・読ませる運用のコツ
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(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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