セミナー

バラツキ低減・精度向上のための基礎講座
事例から学ぶ!
外観目視検査の精度向上とすりぬけ防止の具体的手法

開催主旨

外観品質への要求が高度化しており、それに伴い品質保証上、外観検査の重要性が増しています。外観品質は本来、製造工程からつくり上げていくものですが、外観検査により保証されているのが実状です。可能であれば、画像処理システムをはじめ自動検査機により客観的に判定を行うべきでしょうが、技術的および経済的な問題から導入が難しく、多くの現場では、現在も目視検査に依存しています。ところが、適切な実施手順および基準、検査環境が構築できず、検査のバラツキや精度の低さに悩まされています。

本講座は、外観検査の精度向上のための「基礎」として、その考え方や実施手順を解説します。具体的には、検査基準の設定および、それを具現化した限度見本や、検査員の能力を最大限に発揮させる検査環境、検査員の育成・教育、検査精度を維持するための継続訓練および定期認定の手法を、わかりやすく解説します。併せて、検査精度の向上やすり抜け防止の事例、海外での事例も紹介します。

自社工場や外注先の外観検査の見直し、指導方法のヒントを掴んでください。

●本セミナーで得られる知識&スキル
①外観検査の基礎知識
②外観検査の実施手順の組み立て方
③検査に適した環境の構築方法、最適な休憩時間の取り方
④検査員の適性判断の考え方
⑤検査員を育成するための教育と認定方法
⑥検査精度を維持するための定期認定の考え方と方法

 

概要

日時 2024年 9月 11日(水) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

根本 隆吉 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

1.品質保証における外観検査の役割
 1-1 現在の外観品質のあり方(外観に求められる品質)
 1-2 顧客要求と設計品質・製造品質
 1-3 外観検査の役割
 1-4 外観検査の選択:抜取り検査か全数検査か
 1-5 外観品質の確保には全社的取り組みが必要
 1-6 検査終了時の品質をそのまま顧客へ
 1-7 目視検査と自動機検査
2.官能検査のあいまいさとその対応
 2-1 官能検査とは
 2-2 官能検査の基礎知識
 2-3 官能検査を機器測定に近づけるために必要な要素
3.外観検査の実施手順と留意点
 3-1 検査基準の設定と明確化
   (基準の定量化/定性的基準の問題点/良否判断の線引きポイント)
 3-2 現場で役立つ限度見本のつくり方
   (見本の種類と作成方法/限度見本サンプルと使い分け/良い限度見本・悪い限度見本とは
    /限度見本の作成が難しいケース/限度見本の工夫/見本の管理要領)
 3-3 バラツキを減らすための検査手順の標準化
   (検査手順/動作手順/観察条件/検査スピード)
 3-4 精度を上げる、効率を高める検査環境のつくり方
   (検査環境のつくり方/集中度を落とさない検査時間の設定など)
 3-5 バラツキの少ない検査員の選び方と教育、訓練の進め方
   (検査員の適性とその有無の判断・選び方/判断基準の統一化を図る教育の仕方
   〔教育カリキュラム例〕/検査精度の劣化と定期認定及び定期教育/検査員の判定間違いの傾向を見る)
4.検査のすり抜け防止・精度向上の具体事例
(検査基準のビジュアル化/心理的要因の排除/再検査できる体制/不良品による刺激を与える/
 インライン検査/検査と作業を分離する/表面状態によって照明を変える/検査を単純化する/
 判断区分の追加)
5.外観検査の管理システム
 5-1 必要なルール・システム
 5-2 検査結果のフィードバック
6.顧客クレーム対応法
 6-1 顧客から信頼される検査員を作れ
 6-2 顧客とのコミュニケーション
 6-3 不良流出時の対応と検査への反映法

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