セミナー

【ライブ配信セミナー】
公差を切り口に要求仕様・不良率を評価・判定!
DR・検図における公差設計と幾何公差の妥当性検討の進め方

開催主旨

 グローバルでのモノづくりが定着した現在において、設計意図を正しく表現した図面、すなわち幾何公差で定義した図面を後工程に渡すことが重要になっています。ただし幾何公差は、設計意図を込める技術である公差設計と車の両輪の関係をなします。ゆえに、グローバルで通用する図面とするためには、公差設計が正しくなされていることが大前提となります。公差は、部品の機能や寸法の理想値に対し、設計上または製造上許容されるばらつきの範囲を規制する技術であり、設計者にとっては重要な基本スキルの1つです。にもかかわらず、公差設計のスキルが失われつつあり、類似図面の流用や過去の実績に名を借りた踏襲がまかり通り、必要以上に厳しい公差によるコストアップや流用による品質トラブルを引き起こしている例が見られます。本来、開発グループ内におけるデザインレビュー(DR、ミニDRなど)や検図において公差および幾何公差の定義の妥当性を議論・検討すべきですが、検討モレや見落とし、さらには公差設計を正しく理解できないといったことが、上述の問題につながっています。
 本講座では、公差設計・解析の指導で定評のある講師を招き、DR(検図を含む)における公差設計および幾何公差の検証の進め方を解説します。具体的には、不良率の評価を含め形状と公差は要求仕様に合致しているか、設定した公差は目標原価を満たしているかなどを議論・検証する手法とコツを、体験演習を通じて習得します。
 なお、受講者には講師が提供する、公差設計の考え方などを学できる「eラーニング」(約2.5時間、理解度テスト付き)をサービス価格で利用できる【特典】がございます。


 ライブ配信セミナーでお申込みされた方は、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時 2024年 9月 10日(火)10:00~17:00
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「ZOOM」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。

受講料

46,200円(配布資料、特典、税込、1名分)

※振込手数料は貴社でご負担願います。


受講にあたり 開催決定後、請求書メール(PDFファイル)にてお送り致します。配布資料もメールでお知らせします。申込者が催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂く場合がございます(担当者より一週間前を目途にご連絡致します)。

受講料 振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて 開催日1週間前までとさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
協力 株式会社プラーナー
お問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

武田 秀和 氏

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プログラム

1.公差設計の概要
1-1 公差計算の具体的な例
1-2 公差設計のメリット
1-3 検図における公差の確認
1-4 公差設計の流れ
1-5 公差とコスト
1-6 公差設計とPDCA
1-7 普通公差
2.公差設計と幾何公差(GD&T)
2-1 GD&T(幾何的寸法許容差設定および表示法)
2-2 JISの改訂
 ①サイズ公差と幾何公差
 ②JIS改訂で変わった用語
2-3 ISOとASME
3.正規分布と工程能力指数
3-1 不良率の推定
 ①不良率の求め方
 ②正規分布の基準化
3-3 工程能力指数
 ①Cp
 ②Cpk
 ③CpとCpkの使い分けのコツ
4.公差の計算
4-1 互換性と不完全互換性
4-2 さまざまな公差の計算方法
5.公差設計の実践レベル
5-1 幾何公差の公差計算例
5-2 ガタとレバー比の考え方
6.デザインレビューにおける公差・幾何公差の検証
6-1 デザインレビューの実施フロー
6-2 設計仕様の共有
6-3 部品形状の審議
6-4 公差指示内容の審議
6-5 リスクマネジメントによる課題抽出と対応
6-6 生産移行GO/NG判定(フェーズゲート判定)
7.デザインレビューにおける公差設計体験演習(小型歯車装置を例に)
7-1 部品構成と設計仕様
7-2 公差設計と不良率推定
7-3 GO/NG判定(理由と対策案)
8.まとめ・質疑応答

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