セミナー
【ライブ配信セミナー】
設計段階における品質問題の再発・未然防止活動の具体的な進め方
設計者が事前に品質トラブルを防ぐための知識と仕組みづくり
開催主旨
品質には「当たり前品質」「性能品質」「魅力的品質」の3つがあるといわれています。当たり前品質はなければ大きな不満を感じるが、あっても満足度が向上しない品質。性能品質はあれば満足度が大きくなり、なければ不満に感じる品質。魅力的品質はなくても不満は少ないが、あれば大変うれしいような品質を示します。
最近は「当たり前品質」を向上させるだけでは差別化が難しいため、「性能品質」や「魅力的品質」の重要性が高まりつつあります。では企業は、「性能品質」「魅力的品質」だけに注力すればよいのでしょうか。違います。まずは「当たり前品質」をしっかり確保しないと、重大な品質問題に発展したり、最悪の場合リコールに至ったりし、経営の継続自体が不可能になるのです。
ではどうすればよいのでしょうか。できるだけ短い時間で効率よく「当たり前品質」を確保し、「性能品質」「魅力的品質」を生み出す余力を作る。これに尽きると考えます。設計部門全体の業務割合を考えたとき、多くの企業が品質問題の対策にかなり時間を取られているはずです。それらをできるだけ減らすことにより、競争力を確保しなければなりません。そのためには、設計段階から様々な対策を施す必要があります。
本セミナーでは「当たり前品質」を効率よく確保する方法を学び、企業の競争力を強化するための「時間」を確保することを目指して解説を進めていきます。設計段階での品質向上について学ぶことができるセミナーは数多くあります。しかし、その多くが大規模な企業向けのものであったり、とても難解なものだったりします。また、FMEAやFTAといった設計ツール自体の解説にとどまっているため、なぜ、そのような活動が必要なのか理解しにくいものが多いといえます。
そこで本セミナーでは、設計部門における再発防止活動と未然防止活動を中心に、設計品質向上に必要な知識の全体像の解説に焦点を当てます。特に人の能力の特徴を踏まえたエラー防止の考え方と問題発見を促す仕組みの構築方法について詳しく解説します。さらに近年問題が相次いでいる品質不正についても、不正のトライアングルの視点から予防方法に言及します。また、生成AIが設計品質確保に大きく貢献できるようになりつつありますので、活用のアイデアを提案します。
受講対象者
製品設計・開発・品質管理部門の技術者、管理者
若手~管理者
進呈書籍
※ご受講者全員に講師著『図解!わかりやすーい品質向上のための製品設計実務入門』(日刊工業新聞社刊)を進呈します。
本セミナーのテキストは、PDFにてお送り致します。
※お申込みの際に、テキストを受け取れるメールアドレスを記入して下さい。
(申込アドレスと異なる場合は、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。)
概要
日時 | 2024年 10月 8日(火)10:00~17:00 (9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり |
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会場 | WEBセミナー WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。 |
受講料 | お一人様:48,400円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
申込締切日について | 2024年10月7日(月)17:00〆切 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
FAX申込みについて |
講師
プログラム
1. 品質向上の取組みの重要性 |
1-1 なぜQが一番重要か 1-2 品質に関わる社会の仕組み 1-3 ますます重要になる品質の確保 1-4 品質問題を起こすとどうなるか 1-5 どのような原因で品質問題が起きているか |
2. 設計と品質の関係 |
2-1 品質とは何か?(ISO/狩野モデルなど) 2-2 設計とは何か? 2-3 設計の進め方(機能⇒性能⇒詳細仕様) 2-4 設計と品質の関係 2-5 品質と信頼性の関係 |
3. 品質向上の取組みの切り口 |
3-1 品質向上を実現するために 3-2 再発防止活動と未然防止活動 3-3 設計の仕組み~品質向上を実現するための5つのポイント~ 3-3-1 組織文化 3-3-2 人材 3-3-3 設計資産 3-3-4 設計プロセス 3-3-5 マネジメント |
4. 品質問題の再発を防ぐ(再発防止活動) |
4-1 再発防止活動とは 4-2 直接原因と根本原因 4-2-1 直接原因の対策 4-2-2 根本原因の対策 4-3 設計ルール作成のポイント 4-4 設計者のエラーと人の能力の特徴(エラーの完全防止は不可能) 4-5 エラー防止の考え方(エラープルーフ化) 4-6 チェックリスト 4-7 検図 |
5. 品質問題を未然に防ぐ(未然防止活動) |
5-1 未然防止活動とは 5-2 なぜ未然防止活動が必要なのか 5-3 問題発見の考え方 5-4 デザインレビュー(DR) 5-5 品質機能展開(QFD) 5-6 FMEA(故障モード・影響解析) 5-7 FTA(故障の木解析) 5-8 FMEAとFTAの使いわけ 5-9 リスクアセスメント 5-10 試作・評価 |
6. 活動の効果をさらに高める取組み |
6-1 デジタル技術で品質を高める 6-2 設計の仕組みの改善 6-3 設計工数の見える化 6-4 不正を防ぐ(不正のトライアングル) 6-5 生成AIを設計品質の確保に活用する |
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |