セミナー

「ムダをムダと考える」現場をつくる
段取り替え時間を"バッサリ"削減する着眼点と改善事例
~多品種小ロット工場に対応した段取り替えのセオリー~

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開催主旨

 収益向上のヒントは、工場の至るところにあります。本セミナーでは、「見えるムダ」だけではなく、「見えない・気づかないムダ」も見えるようになり、誰もがムダ取りができ段取り替え改善と時間短縮ができるやり方を紹介します。そして、製造部門だけでなく間接部門のすべての作業には、段取り替えが付き物です。段取り替え中は、付加価値がまったくありません。気づかないと何もできません。

 昨今の市場は変化がますます激しくなっており、多品種小ロットへの転換が求められています。転換をしたものの成果が上がらない、逆にクレームが増えてしまったと嘆く声は後を絶ちません。多品種小ロット化の成否は、いかに段取り替え回数は増やしながらも段替え総時間を減らし、さらに多くのムダをなくしていくこと、そして製造リードタイムの大幅な短縮するかにかかっています。
段取り替え時間短縮は、在庫仕掛の削減、作業環境の改善、さらに顧客満足の向上をもたらします。10分未満のシングル段取りの時間短縮への成功体験は、社員が何事にも自信をもって取組む姿勢を育む源になっています。

 段取り替え時間の短縮にはムダを見える化し、徹底的になくす環境づくりが欠かせません。それらは、ツボとコツさえわかれば誰でも簡単にできることなのです。

 「一連の作業の付加価値は良くて10%」、「生産現場における作業の90%は付加価値にならない“ムダ”になっています。使いづらい作業台や段替え台車、手元にない工具、わかりづらい手順書。振り向く、しゃがむ、持ち替えると言った何気ない動作でも、積み重なれば大きなムダになり、段替え時間の増大になります。手元や足元のムダほど、見え辛いものなのです。

 本セミナーでは、まずムダを「7つの見えるムダ」と「5つの見えない・気づかないムダ」に分類し、実際の事例を交えながら「目からウロコ」の着眼点と解決法をわかりやすく解説します。

 生産者側として、これらの市場の要求に対応するには、ピッキング~加工~組立~検査~梱包~出荷(倉庫)までの「製造リードタイム」を短縮し、多品種少ロット生産を可能にすることが重要な取組みになります。製造リードタイム短縮を進めるにあたっては、安全第一、品質向上、短短納対応、仕掛・在庫削減、生産性向上、製造コスト削減などのあらゆるムダを顕在化しムダをなくしていく、段取り替え改善の取組みが不可欠です。

 そして、シングル段取り化が可能になれば、品質向上、納期遵守率向上ができ、不良コストも削減できることで、生産性向上につながります。結果として、競争力強化が身に付き売上と利益の増大が可能になります。

 今回のセミナーは、まずムダとは何かを共有化します。人は知らないことは何もできないものです。まずムダを知ること、そして職場で共有化して実践を重ねて、ムダ取りのノウハウとして組織知にしていきましょう。

 今回のメインテーマの段取り替え時間をバッサリ削減する考え方、そして実践するための着眼点、具体的なやり方、さらに歯止めについて事例を交えて紹介をします。
詳細は下記「プログラム」欄をごらんください。

概要

日時 2025年 1月 30日(木) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩60分)
※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能)
会場 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

46,200円(資料含む、消費税込)

※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。

主催

日刊工業新聞社

 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

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申込について 受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込み画面から、またはチラシをダウンロードしご記入のうえFAXにてお申し込みください。
受講料
セミナー開催日までに銀行振込にてお支払いください。
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

松田 龍太郎 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28
セミナー会場案内図

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プログラム

 1. ムダとは?
1) 作業のうち、ムダな作業は90~95%もあります
2) ムダとは?
3) 「ムダが見えない」「ムダとは思わない」ではダメ
4) ムダを廃除し価値をつないで、製造リードタイムを短縮する
 2. 見えるムダ、見えないムダ、気づかないムダ

1)ムダを2つに分類
2)7つの見えるムダとそれぞれの改善の着眼点と対策のヒント
3)5つの見えない・気づかないムダの紹介と補足

 3. ムダ発見と即改善の具体的活動の進め方
1)観察の仕方:じっと黙ってしかも改善案を考えないでメモしながら観察する
2)段取り替えの準備から良品ができるまで観察をする
3)問題点のまとめ方
4)改善案のまとめ方
5)動作経済の4原則からのヒント:疲れさせないこと
 4. 小ロット化、短納期対応は、段替え時間短縮が決めて
1)情報革命により、市場が品質・納期・コストさらにサービスまで決めるようになった
2)市場はさらにデジタル的に変化する
3)小ロット化や短納期対応は、シングル段取りで対応する
4)1970年代に始まったシングル段取り改善の実例
 *新郷重夫先生が考案された8つの考え方の事例
 5. 段取り替え改善のポイントと即時化短縮できる手順
1)段取り替え時間短縮の効果:変化対応力が向上する
2)段取り替え時間短縮の定義
3)段取り替え時間短縮の考え方
4)プレス・成型・組立ラインも同じ考え方で改善できる
5)間接部門も同じ考え方、事例紹介
 6. 段取り替え改善の着眼点
1)段取り替えを、外段取り、内段取り、後始末に区分する
2)手順
3)実施手順の着眼点とヒント
4)改善が回っていくサイクル
5)工程間のバトンタッチを短くして、停滞時間を短縮する
6)小ロット化して、ロット待ち時間も短縮する
 7. 段取り替え改善をより効果的に進めるヒント
1)ヒントのまとめ
2)専門家を集めてノウハウを共有化
3)誰もが見てわかる手順書づくりとその方法
4)ビデオ活用のメリットとデメリット
5)時間短縮の推移グラフと掲示
6)公開段取りと他社との交流会
 8.段取り替え改善の具体的事例紹介
1)段取り替え台車、オカモチ、段替えアームの事例
2)コネクタ化、管理板、ワンタッチ化、導線図
3)段取り替えの情報の取り扱い
4)ネジは、親の仇と思えと言うくらいに対応する
5)段取り替え改善の「絵ときチェックリスト」の紹介

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