セミナー

今から始める方のための
プラスチック材料・金型・射出成形の基礎

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開催主旨

「プラスチック」は現代の我々にとって切っても切れない「モノ」であり、あらゆる生活シーンに溶け込んでいます。なぜなら生活シーンを支える製品にはプラスチックが適しているからです。これからのプラスチック製品に求められるキーワードとして「小型」「薄型」「軽量」「省電力」「高度な機能・性能」「低コスト」はもちろんのこと、「サステイナブル(持続可能)」「カーボンニュートラル(脱炭素)」「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の重みが増してきています。これら要求を満たしていくためには「素材」や「加工法」の観点からプラスチックの特性を十分理解し、それを最大限に活かすことが必要となるのです。
 本セミナーでは、プラスチックの特性を活用するための3本柱「プラスチック材料」「金型」「射出成形」の基礎を解説します。基礎がわかれば「成形品設計の留意点」「成形不良の原因・対策」などの理解が格段に深まります。昨今、技術の進歩は早く、市場の技術動向を知ることも大切です。講師が視察したプラスチック国際博覧会(ドイツ K2022、日本 IPF2023)の成形品サンプルや動画を元に技術トレンドについてもお話しします。
「プラスチック」のモノづくりには多くの方が関わっており、一人ひとりがしっかりと役割を果たし、今日の高い品質と信頼を実現しています。役割は異なれども根底に揺るぎない基礎があるからです。今からモノづくりの門をくぐられる方、プラスチックの基礎を固めてさらに先へと進みたい方のために、少しでも本セミナーがお役に立てればと思います。

 

セミナーでの習得内容

①プラスチック材料の知識 
②射出成形金型の知識
③射出成形加工の知識
④技術トレンド(サンプルと動画)

 

受講対象

○プラスチックに関する基礎を学びたいと考えている方
○新入社員の方、異動や転職などで新たにプラスチックの知識が必要となられた方
○プラスチック業務に就いているが、改めて体系的に学びなおしたい方
○プラスチックの知識を必要とする資材・購買、成形加工、組立製造、品質保証・品質管理、受入検査、研究・開発、販売・営業などの方

 

※本セミナーを受講される方には、講師の著書『新人製品設計者と学ぶ プラスチック金型の基礎』(日刊工業新聞社)を、セミナー当日進呈します。

概要

日時 2025年 1月 27日(月) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩60分)
※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能)
会場 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料 48,400円(資料含む、消費税込)
※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。
主催

日刊工業新聞社

 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

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申込について 受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込み画面から、またはチラシをダウンロードしご記入のうえFAXにてお申し込みください。
受講料
セミナー開催日までに銀行振込にてお支払いください。
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

伊藤 英樹 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28
セミナー会場案内図

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プログラム

1.プラスチック製品とモノづくり概要
1)プラスチック特性の何が活かされているのか
2)企画・設計から試作・量産までの工程の流れ
2.プラスチック材料
1)プラスチックとは(樹脂、高分子)
2)熱への反応の違い(熱可塑性・熱硬化性)
3)熱可塑性樹脂の特性(結晶性・非結晶性、成形収縮率)
4)性能を向上させる方法(ポリマーアロイ、繊維強化、添加剤)
5)物性の観点(物理的、機械的、熱的、電気的、化学的、成形加工的)
6)種類の観点(汎用性プラ、エンプラ、熱硬化性、エラストマー、生分解性プラ)
7)選び方(製品の制約、加工や組立の制約)
8)環境に配慮したプラスチック設計
3.金型
1)金型の構造(2プレート/3プレート、モールドベース、分解写真、ホットランナー金型)
2)金型の機能
 ①流す(スプルー、ランナー、ゲート、キャビティ)
 ②形を作る(アンダーカット形状の金型処理方案、傾斜ピン、スライドコア、無理抜き)
 ③固める(金型温調、冷却設計)
 ④取り出す(エジェクターピン、離型時の留意点)
 ⑤エアー排出(エアーベント、関連する成形不良)
4.射出成形
1)成形機の構造(射出装置、型締装置)
2)成形機の機能(平均樹脂圧力、投影面積、型開力、型締力)
3)成形サイクル(サイクルタイム、成形品仕様と冷却時間)
4)保圧(ゲートシール、成形条件と不良)
5)成形不良(バリ、ひけ、変形、銀条、ウェルドライン、焼け、フローマーク、ジェッティング)
 ※成形不良サンプルを展示します。
5.技術トレンド、成形不良サンプル

技術トレンドについては、3年に1度開催されるK(ドイツ デュッセルドルフ 2022)およびIPF(日本 幕張メッセ 2023)を視察した話をいたします。

入手した成形サンプルも展示しますので、手に取ってご覧ください。

また、成形不良のサンプルも持参いたします。不良現象を直接確認する良い機会となります。

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