セミナー

わかりやすく、すぐに役立つ図面の基礎を習得していただきます!!
設計意図を伝えるテクニック Level 2
幾何公差 はじめの一歩

開催主旨

 2016年にJISによって次のような提言がありました。『幾何公差が適用されてはじめて解釈に一義性が保証されるが、日本では位置の寸法にも現状の意味での寸法公差を適用する図面例が多く見受けられる。こんな状況を今後も看過するなら、日本人が描いた図面は海外では通用しないものとなり、日本の技術力に信用及び国際性がなくなってしまう可能性が大きくなることは必至である』と。
 つまり、グローバルに適応する図面は、機能上、重要な長さや直径はサイズ公差で表現し、機能上、重要な位置は位置偏差で表すべきというものです。
 このように、幾何公差を使って図面を描き公差検討することを「GD&T(Geometric Dimensioning& Tolerancing, 幾何公差設計法)」といいます。
 本セミナーでは、GD&Tによる品質保証システムを構築するための基本である幾何公差のルールと解釈を幾何公差初心者の方にもわかりやすく解説いたします。


受講対象者

製図力を強化したい技術者。現場の加工者や生産技術、計測・検査担当者など幾何公差の盛り込まれた図面を読む立場の方。

 

進呈書籍

※ 本セミナーを受講される方には、講師著書「図面って、どない描くねん!LEVEL2 第2版」(日刊工業新聞社)を受講当日に進呈いたします。


※筆記用具をご持参ください。「4色ボールペン」があると望ましいです。

概要

日時 2024年 12月 12日(木) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書をご郵送いたします。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込みについて

講師

山田 学 氏(株式会社ラブノーツ 代表取締役)

小畠 祥平 氏 (小畠技術士事務所 代表)

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

このセミナーを申し込む

プログラム

1.サイズ公差と幾何公差の違いとは
 (1)独立の原則を理解する
 (2)加工のバラつき・計測のバラつきを知る
2.幾何公差の基本「データム」とは「幾何特性」とは
 (1)データムの記入方法(図示方法) 
    いろいろな指示方法を知ることで作図の迷いを払拭する
 (2)データムの優先順位
 (3)加工・計測とデータムの関係
 (4)幾何公差が規定する形体
 (5)公差記入枠の記入法
3.カタチを制御する ~形状偏差の理解~
 形状偏差、6つの種類
 ・真直度
 ・真円度
 ・線の輪郭度
 ・平面度
 ・円筒度
 ・面の輪郭度
  あるべき形状を規制するのが形状偏差
 【演習】形状偏差の正しい作法、誤った作法を理解する
4.傾きを制御する ~姿勢偏差の理解~
 姿勢偏差、5つの種類
 ・平行度
 ・直角度
 ・傾斜度
 (・線の輪郭度)
 (・面の輪郭度)
  あるべき角度と形状を規制するのが姿勢偏差
 【演習】姿勢偏差の正しい作法、誤った作法を理解する
5.位置を制御する ~位置偏差の理解~
 位置偏差、5つの種類
 ・同軸(心)度
 ・対称度
 ・位置度
 (・線の輪郭度)
 (・面の輪郭度)
  あるべき位置、形状、姿勢と共に規制するのが位置偏差
 【演習】位置偏差の正しい作法、誤った作法を理解する
6.振れを制御する ~振れ偏差の理解~
 振れ偏差、2つの種類
 ・円周振れ
 ・全振れ
  軸を回転させたときの表面形体の振れを規制するのが振れ偏差
 【演習】振れ偏差の正しい作法、誤った作法を理解する
※筆記用具をご持参ください。「4色ボールペン」があると望ましいです。

このセミナーを申し込む

一覧へ戻る

日刊工業新聞社関連サイト・サービス