セミナー
公認会計士・工場長が解説!
『カイゼン』が利益につながらない?
利益に直結する!「カイゼン」・管理会計入門
~カイゼン活動と損益(P/L)をガッチリつなげる!現場リーダー必聴講座!個別質問も可!~
開催主旨
多くの現場で、生産性を向上させるために、日々様々なカイゼン活動が行われています。
段取り時間・リードタイムを短縮し、在庫を少なくし…。大変な努力をされていると思います。
しかし、日々のカイゼン活動・皆さんの努力が、本当のところ、会社の利益「儲け」に直結しないケースが多々あることを
ご存じですか?
「こんなに毎日カイゼンを頑張っているのにそんな馬鹿な!」
と愕然とされるかもしれませんが、本当です。
本講座の講師は、公認会計士ですが、コストダウン・生産性向上・省エネ(CO2削減)などのテーマに最前線で取り組んできた
現役の生産技術者・工場長でもあります。
現場にいたころは、講師もカイゼン活動を一生懸命やっておりました。
みんなで5Sに取り組み、現場の課題について改善提案を出し、問題点解決にひとつひとつ取り組み、着実にカイゼンをすすめておりました。
しかし、ある日講師は気が付きました。
必死で取り組んだ現場のカイゼン活動がどうも「工場の儲け」につながっていってないのでは…?と。
現場では「生産性が上がっている」という報告は多数ありますが、一向に「工場・会社の利益が向上した」という話を聞かないのです…。
こうして、カイゼンと利益に対し「モヤモヤとした」疑問を抱いたところから、講師は30歳で簿記2級、40歳で簿記1級を取得、ついには公認会計士を取得し、今では会計士協会内で他業種の会計士の方々に会計を教授する立場となりました。
こうして、ものづくり現場と会計・会計指標を研究し尽くした知見を踏まえ、カイゼン活動が会社の利益につながらない理由は以下の通りと講師は断じます。
①会計のセンセイ(古い士業の方や経営コンサル等)はモノづくり現場を知らず、興味すらなかった!
②そんな会計のセンセイたちが指導する会計(P/L)や指標(KPI)の多くは、モノづくりビジネスの実態に合っていなかった!
(他方、カイゼン活動リーダーは会計に苦手意識があり、違和感があっても指摘できずにいた!)
結果として、「目的指標(KPI)が間違っているのだから、いくらカイゼンをしても会社の利益に直結しない!」…というものです。
たとえば、一例を挙げますと、
「在庫はお金のかたまり、だから絶対に寝かしてはいけない!在庫回転数をあげなさい!」
と、現場では指導され、ギリギリまで在庫削減を目指してきたのではないかと思います。
「え?“在庫”は“罪庫”。少なければ少ないほどいいのでは?」
と思うかもしれません。
しかしながら・・・。実は会計指標(KPI)には流動比率(「在庫やお金を寝かしなさい」)というものもあり、皆さんが在庫を削減すればするほど、その削減分を補って(!)必死に「お金そのものを寝かそう」と頑張っている経理財務の方々がいるという現実をご存じでしょうか?
こうした矛盾した指標(KPI)の在り方に「会計のセンセイ」たちが向き合わず(理解せず)、「会計の常識」として画一的に指導され経営目標としてきた・・・のがこの30年の日本企業長期低迷の真因です。
(現場で使う会計を「管理会計」、従来の会計を「財務会計」と呼びます。管理会計という言葉自体は目新しいものではありませんが、現場から遠い…モノづくり素人の「会計のセンセイ」達は、両者の違いを正しく理解できていませんでした)
カイゼン活動そのものは「日本企業の誇るべき宝」ともいえますが、結果、その本質的な意義(儲けるための活動)を台無しにしてきた・・・ことが、日本企業の生産性・稼ぐ力を長期にわたり損なってきたと講師は考えております。
そうであれば利益を出すためにやることはただひとつ!
会計の考え方・目標が間違っていたのであれば・・・ 「会計の在り方」を修正し、誤った指標を正しく修正すれば、カイゼン活動はきっちり成果(儲け)を出せる!
…というのが、日本で唯一の公認会計士・工場長である講師の結論です。
本講座では、「カイゼン活動」をどうすれば、きっちりと利益・儲けに繋げることができるのか、以下の3つのパートで具体的に解説いたします。
<パート1>現状の会計と指標のおさらい 10:00~12:00(休憩含む)
カイゼン活動に従事する皆さんが、まずは会計(P/L)と指標(KPI)の概要を理解して苦手意識を解消していただくことを目指します。講師自身が現場出身者ですので、難解な専門用語等で誤魔化さず、本質を踏まえた丁寧な解説をいたします。ご質問にもお答えします。
<パート2>「今の会計の仕組み・考え方」の問題点の理解 13:00~16:00(休憩含む)
講師自身が直面してきた事例を踏まえ、従来の会計(P/L)と指標(KPI)に、どのような問題が潜んでいたのかを解説します。これは、現場と会計の両方を見渡せない専門家には全く見えていなかった視点です。
<パート3>ではこれからどうすべきか? 16:00~17:00(休憩含む)
パート1とパート2を踏まえて、これからのカイゼン活動と会計(P/L)や指標(KPI)を、どのように組み立てリンクさせるべきかを考えていきます。ご参加くださった皆様の現場に固有の困りごとがあれば、講義終了後にお話を伺うことも可能です。
講師は人と会計と日本のモノづくりを愛する生産技術者であり公認会計士です。
本講座を通じて、日本の製造業、カイゼン活動、会計がかつての「輝き」を取り戻し、日本の経営と経済が力強く復活することを心から願ってやみません。
日々のカイゼンの活動が、どうも利益に繋がっていないと疑念を持たれている方、カイゼン活動をしっかりと利益に繋げたい方、ぜひ、受講ください。
現場を一番知っているカイゼン関係者の皆さんが、会計(P/L)と目標(KPI)の現状と限界(その誤りも含めて)理解することで、皆さんの「頑張り」が本当に利益に直結するようになります。
「受講者いただくことで成果が上がりやすい方」
・現場のカイゼンに取り組まれている方
・経営管理に携わる方・リーダーの方
・数字のとりまとめ会計指標に携わる方
・カイゼン活動と利益について「モヤモヤ」を感じている方(講師は結論に10年以上かかりました)
概要
日時 | 2025年 3月 10日(月) 10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩60分) ※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能) |
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会場 | 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場 ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | 48,400円(資料含む、消費税込) ※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。 |
主催 | 日刊工業新聞社
※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。 |
申込について | 受講にあたり 開催決定後、受講票並び請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。 申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。) 申し込み方法 各セミナーのお申込み画面から、またはチラシをダウンロードしご記入のうえFAXにてお申し込みください。 受講料 セミナー開催日までに銀行振込にてお支払いください。 振込手数料は貴社でご負担願います。 キャンセルについて 開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋) TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159 E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
FAX申込について |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28 - セミナー会場案内図
プログラム
<パート1>現状の会計と指標のおさらい 10:00~12:00 |
◆実用が生んだ複式簿記・・・それはコロンブスの成功の秘訣だった ◆「貸方/借方」で悩む必要はありません・・・私は「調達/運用」と呼んでいます ◆P/LとB/Sのあらまし・・・○○利益、○○資産、○○負債、資本(純資産)の概略をおさらい ◆利益と付加価値の違い・・・実は全く違います。この違いの理解がカイゼンの成否を決めます ◆管理会計で付加価値を求める・・・今までの財務会計だけでは、カイゼンを支えられません ◆代表的な指標(KPI)のあらまし・・・○○利益率、○○回転数、○○比率の概略をおさらい |
<パート2>現代の「会計の常識」の問題点 13:00~16:00 |
◆会計のセンセイたちが、きちんと答えていなかった問題について考えてみよう! ✔売上原価と販管費って、何が違いますか? ✔固定費と間接費と販管費って、何が違いますか? ✔️原価の内訳と差異が、見えてますか? ✔正しい減価償却って、どうすれば良いですか? ✔正しい固定費配賦って、どうすれば良いですか? ✔そもそも生産性って、どのように計算すれば良いですか? ✔正しい設備投資って、どうすれば良いですか? ◆現場を知らなかった! 古い会計のセンセイたちの困った指導 ◆カイゼンを利益に直結!モノづくり現場のための「正しい管理会計」 |
<パート3>「会計」の見直しで見えてくる「宝の山」 16:00~17:00 |
◆これから製造業が直面する課題に、どう取り組むかを考えてみよう! ✔物価高騰と戦うには、どうすべきか? ✔生産性を改善するには、どうすべきか? ✔人材を育て、イノベーションを起こすには、どうすべきか? ✔CO2を減らすには、どうすべきか? ◆会計の手付かずは広大なフロンティア。そこには「膨大な宝の山」が! ◆本当に厳しい状況なら、まず会計から変えよう! |