セミナー
【ライブ配信セミナー】
重大事故・クレームを防止する!
機械装置の安全設計のためのナレッジマネジメント
~なぜ失敗するのか?原因究明と対策の知識・ノウハウを形式知化して未然防止策を考える~
開催主旨
機械装置の開発課題は、安全・性能・機能・軽量・コスト・納期等の複数の要求事項を満足する最適化設計を行うことです。このため皆さんは専門知識である材料工学とその強化法、機械4力学、機構学、機械工作、表面処理、破壊力学等を個別に学習され設計に活かされていると思います。
最も優先すべき事項は、製品品質に関わる設計想定外の事故を避けることです。これは、ある環境条件、稼動条件下で複数の工学的な現象が相互に作用し合い、所定の時間を経過した後に最悪破壊により機能停止となる事故です。この事故に結び付く破壊の主要3要因は、疲労、摩耗、腐食が挙げられ、この発生・成長・破壊メカニズムを理解する必要があります。そのため破壊事故を回避する上流設計工程で考慮すべき重要なことは、製品に関連した過去の事故事例を調査・分析し、影響因子と相互の影響度を明示した知識ベースのナレッジマネジメントを構築することです。
そこで本セミナーでは、”人の振り見て我がふり直せ“の精神に則り、機械装置の上記主要3要因に関わる事故事例を取り上げ、その発生原因の分析と再発防止のために設計上必要な基礎知識も含めて解説します。
このナレッジマネジメントにより、工学上の形式知と個人が所有するノウハウ・経験則という暗黙知とを統合し、”ここが危ない!こうすべき!“という見識を習得し、皆さんの設計に役に立てていただきたいと考えています。
最後に総括として1つの機械装置に対し、考えられる安全上のリスクとリスクに対応した改善策を検討する想定デザインレビューを実施します。この演習を通して今後安全設計のために必要な知識は何か?を習得する動機付けになれば幸いです。
本セミナーでは、新人~5年程度のものづくり部門に係る設計、品証、製造の担当者を対象にして安全・安心な製品作りに必要な知識を写真、動画デモも使用し、わかりやすく解説します。
※関数電卓をご準備下さい
概要
日時 | 2025年 3月 6日(木)13:00~17:00 (12:30 ログイン開始) |
---|---|
会場 | WEBセミナー WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。 |
受講料 | お一人様:35,200円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
申込締切日について | 講座開催の3営業日前17:00〆切 ※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。 原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。 【営業日】について 営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。 (例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。 |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
FAX申込について |
講師
プログラム
はじめに |
・安全設計の定義と本セミナーの狙い ・機械の安全設計のためのナレッジマネジメント ・基盤となる設計データべースの構築と活用 |
1.安全設計のためのナレッジマネジメント |
(1)ナレッジマネジメント構築のための基本的な考え方 (2)設計ナレッジメントのための事故原因の分類 ・技術者判断の技術的原因 ・組織的原因 (3)設計ナレッジメントのための情報収集・分析事例 (4)機械系事故の発生形態の分類とその現象 ・変形、摩耗、腐食、破壊 (5)重大事故につながる破壊と5つの形態 ・延性破壊、脆性破壊、座屈破壊、疲労破壊、遅れ破壊 |
2.機械の事故事例(公開された6つの事例)の原因・分析・対策 |
(1) 鋳造材の不純物による疲労破壊 (2) 亜鉛めっき鋼材の応力集中と水素脆性による破壊 (3) 高張力ボルト締結時における遅れ破壊 (4) 溶接設計不適による疲労破壊 (5) ステンレスの粒界腐食による応力腐食割れ破壊 (6) 異種金属接触による腐食破壊 |
3.【安全設計のためのデザインレビュー体験演習】 |
設定した機械装置に対する安全上のリスク評価と改善提案 (1) 問題点の摘出と改善策をまとめた個人提案書の作成 (2) セミナー参加者で討議を実施 (3) 講師解説と再発防止への考え方 |
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |