セミナー

【ライブ配信セミナー】
実現したい機能・性能から逆引き

機械技術者のための材料選定実務入門
~金属・プラスチック・ゴム・セラミックス・複合材料~

開催主旨

 近年は設計の標準化やモジュール化が進み、ゼロから材料を選ぶ経験の機会は減少しています。しかし、その一方で軽量化やコストダウンその他の目的で材料置換が実施され、それに伴うトラブルも増えています。トラブルを防ぐには、技術者には既存の材料知識に加え、新しい材料やその加工技術に至るまで幅広い知識が求められます。都度、使用目的や使用環境に応じた適切な材料を選択できることは、若手からベテランまで全ての設計者・技術者にとって極めて重要なスキルとなっています。

 ところが、いざ機械技術者が材料を学ぼうとしても、専門書に書かれているのは聞き慣れない用語や難解な評価手法が中心で、なかなか専門外の頭には入ってこないというのが実情です。加えて、それら専門書の多くはテーマが材料ごとに分かれており、目的や制約に適った材料に行き着くには複数冊を行き来する必要もあります。

 そこで本セミナーでは、設計者・技術者が実現したい「目的別」の材料の選定方法を学ぶとともに、実際に発生した様々なトラブル事例やその回避方法を併せて解説します。ものづくりで使用される主要な材料をすべて網羅し、フローチャートを用いて常に全体像を確認しながら解説していきます。

 技術者が利用する材料にはすでに膨大な種類が存在し、今後も増え続けていきます。本セミナーでは、とかく「難しい」と思われがちな材料選定のコツを伝授し、すぐに実務に活かせる知識を身に着けます。

受講対象者

設計部門を中心とする製造業の技術者

 

習得可能知識

1.目的・要件・制約による材料の選択法
2.材料選択による製品トラブルの未然防止
3.材料置換検討時における検討視点の提供

 

進呈書籍

受講者全員に書籍「図解 わかりやすーい 機械技術者のための材料選定実務入門」(日刊工業新聞社刊)を進呈します。

概要

日時 2026年 2月 9日(月)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 2026年2月6日(金)17:00〆切
テキスト配布について 本セミナーのテキストは、PDFにてお送り致します。
※お申込みの際に、テキストを受け取れるメールアドレスを記入して下さい。
(申込アドレスと異なる場合は、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。)
FAX申込について
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

田口 宏之 氏

プログラム

1. 材料選定の重要性と材料の基礎知識
1-1 工業材料の全体像
1-2 材料選定の重要性~材料選定ミスはどういう影響をもたらすか~
1-3 機械技術者が押さえておきたい材料の基礎知識
 (1)主な材料特性(物理特性、機械特性、熱特性など)
 (2)材料特性の調整方法(熱処理、機械処理、表面処理など)
 (3)材料の加工方法(除去加工、成形加工、付加加工)
 (4)材料の形状
2.金属材料
2-1 鉄鋼材料
 (1)鉄鋼材料の種類と特徴(汎用性/低コスト/加工性など)
 (2)典型的な材料トラブルの例と回避方法(腐食、疲労破壊、加工不良など)
 (3)どちらを選ぶ? 鉄鋼材料 vs プラスチック
2-2 アルミニウム合金
 (1)アルミニウム合金の種類と特徴
 (2)典型的な材料選定ミスの例(局部腐食、異種金属腐食など)
 (3)どちらを選ぶ? アルミニウム合金 vs ステンレス鋼 
2-3 銅合金
 (1)銅合金の種類と特徴(電気伝導性/熱伝導性/加工性など)
 (2)典型的な材料トラブルの例と回避方法(強度不足、腐食、コストなど)
 (3)どちらを選ぶ? 銅合金 vs アルミニウム合金
2-4 その他の非鉄金属材料
 (1)軽量性に注目!マグネシウム合金
 (2)複雑な形状に成形しやすい!亜鉛合金
 (3)極めて優れた高性能材料!チタン合金
 (4)その他の非鉄金属材料
3.非金属材料
3-1 プラスチック
 (1)プラスチックの種類と特徴(成形性/軽量性/透明性など)
 (2)典型的な材料トラブルの例と回避方法(強度不足、薬品割れ、成形不良など)
 (3)どちらを選ぶ? 熱可塑性プラスチック vs 熱硬化性プラスチック
3-2 ゴム
 (1)ゴムの種類と特徴(柔軟性/シール性/成形性など)
 (2)典型的な材料トラブルの例と回避方法(薬品によるトラブル、紫外線劣化など)
 (3)どちらを選ぶ? ゴム vs 熱可塑性エラストマー
3-3 その他の有機材料
 (1)天然素材の重要材料!木質材料
 (2)工業用途でもたくさん使われている!紙
 (3)複数の材料の良いとこ取り!複合材料
3-4 無機材料
 (1)無機材料の種類と特徴(セラミックス/ガラスなど)
 (2)典型的な材料トラブルの例と回避方法(脆性破壊、熱衝撃、加工不良など)
 (3)どちらを選ぶ? ガラス vs 透明プラスチック
 (4)その他の無機材料
4.フローチャートで簡単材料選定①
4-1【物理特性】材料選定フローチャート
 (1)製品を軽くしたい
 (2)透明な材料がほしい
4-2【機械特性】材料選定フローチャート
 (1)力をかけても変形しにくい製品にくしたい
 (2)表面の傷や摩耗を防ぎたい
 (2)衝撃に耐えられるようにしたい
4-3【熱特性】材料選定フローチャート
 (1)高温に耐えられるようにしたい
 (2)温度変化で寸法が変わらないようにしたい
 (3)熱を早く伝えたい
5.フローチャートで簡単材料選定②
5-1【化学特性】材料選定フローチャート
 (1)海水が付着しても長期間使用できる金属材料
 (2)紫外線に強いプラスチック/ゴムを使いたい
5-2【電気特性】材料選定フローチャート
 (1)電気をたくさん流したい
 (2)電気を流さないようにしたい
5-3【その他の特性】材料選定フローチャート
 (1)切削加工しやすい金属材料を選びたい
 (2)自己潤滑性のある材料を使いたい
 (3)高級感のある材質にしたい
 (4)生分解性、植物由来の材料を使いたい
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