顕彰事業
(2020年)
第50回 機械工業デザイン賞IDEA 入賞
工業製品機械デザイン
AI搭載自動選別機 URANOS (ウエノテックス)
人工知能(AI)を搭載した廃棄物自動選別ロボット。中核部分のAIも自社開発することで、他社製品より高い選別精度や迅速で手厚いメンテナンスを可能にした。外側のカバーは曲線を多用した印象的なデザインを採用。同社としては初の試みだ。スリムに見せつつ、作業者がぶつかってもけがをしにくいように安全性にも配慮した。
開発者コメント
グループ会社 Rita Technology(株)チーフデータサイエンティスト 名取 則行
1. 開発の発端となった最も重要な課題はどのようなことでしょうか。
手選別作業などの過酷な労働環境(3K現場)における人的作業の省人化・自動化
2. 課題解決までのご苦労と、ブレークスルーのポイントをお教えください。
3K現場の選別物は破損や汚れにより、色や大きさ、形状のパターンが複雑なため人の目で判断するしかありませんでした。
しかし、センシングおよびDeep LearningによるAI技術の発展によりそれらの煩雑なワークを識別できるようになりました。
また、パラレルリンク機構などロボットの進化によるピッキングの高速化も進んでいます。
3. 技術者として、ユーザーに向けたメッセージをお願いします。
技術の発展は日進月歩です。私共は世界中の新技術を常にリサーチし、効果的なものは積極的に取り入れていきます。
これからも『URANOS』をはじめ、お客様の役に立つ製品を開発していく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。