セミナー

【ライブ配信&録画視聴可能】
FA&IoTシステム構築術とPLCによるデータ収集術
~PLCにランダムアクセスして対象装置の稼働状況等を把握する手法!

開催主旨

 2010年代にドイツの「Industry4.0」や米国の「Industrial Internet Consortium(IIC)」などのコンセプトが提示され、2020年代以降、製造業のIoT化への対応が必須となっています。IoTによりセンサレベルからSCADA、MESなど上位システムまでの連携が可能となり、AIやビッグデータ解析との組み合わせにより生産現場の「見える化」「つながる化」「考える化」が期待されるからです。このコンセプトの提示から10年以上が経過したいま、データ収集のための産業向けIoT基盤が用意され、また、イーサネットにリアルタイム性を付加する「TSN」や、産業ネットワークのデータ交換仕様「OPC UA」など「つながる工場」のための技術が広がっています。改めてIoTに取り組み、自社のIoT基盤を強化する時期に来ています。
 本セミナーでは、このようなFAとIoTの要となる PLC(シーケンサ)によるデータ収集システムの基礎と応用力を学びます。初日はFAシステムおよびIoTシステムの構成要素と情報系との連携手法を、2日目は対象装置の稼働状況の確認や操作を、講師によるデモを通じて学びます。また、2日目の後半にはIVIキットを用いたシステム設計に加え、EDGE CROSSの概要と特徴、EDGE CROSSによるシステム設計を解説します。なお、本セミナーで使用したランダムアクセスのためのプログラム等は参加者に提供いたします。自社の製造現場で検証できます。

 わが国では、モノづくり現場におけるFA分野のエンジニアは慢性的な不足に陥っており、また、優秀なエンジニアの高齢化という課題を抱えています。本セミナーはこうした課題に応える内容となっており、生産技術者からシステムインテグレータ(SIer)、FA機器メーカーの担当者など幅広い方の参加をお奨めします。

 本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。

概要

日時

2024年 7月 2日(火)~3日(水)14:00~17:30

※開催当日12:00まで受付。録画参加も可能です。

受講料

52,800円(テキスト代(400P)、録画視聴、ランダムアクセスのためのサンプルプログラム、税込、1名分)

※開催決定後、受講料の請求書(PDF)をメールでお知らせします。振込手数料は貴社でご負担願います。

※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

主催 日刊工業新聞社
協力 三菱電機株式会社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

茅野 眞一郎 氏

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プログラム

□初日(7/2):シーケンサによるデータ収集システムの基本
1.オリエンテーション
 ①講座概要/②参加者スキル確認
2.概論
 ①FAのIoTを取り巻く動向(国際、国内)/②FAにおけるIoT
3.FAシステム概論
 ①FAシステムとは、②FAシステムで使用される機器、③PLC(シーケンサ)とは
4.情報系との連携方法
 ①情報連携製品の紹介(SLMP、MXComponent、MESI/Fユニット、EZSocket)など三菱電機製を中心に
5.情報系とつなげてみよう
 ①装置データ収集システム(シーケンサからのデータ収集)/②プロトコル解説/③プログラム解説
6.講師によるデモ
   ①シーケンサに対してイーサネット経由で接続し、MCプロトコルによるデバイスの状態/内容を読み出せることを確認する
 ②リモートでシーケンサにアクセスしてデータ収集(C++、Java、Perl、Python)
 ※講師がデモで使用したプログラムは提供します
□2日目(7/3):シーケンサによるデータ収集システムの応用
1.データモデル
 ①モデルとその関連用語/②装置と機器の関係/③装置モデルとデータモデル/④OPCによるモデル
2.対象装置の概要
 ①システム概要/②メカ構成/③電気構成/④データ構成
3.対象装置を操作する
 ①対象装置のデータ構成/②IoTとしての装置構成/③OPC UAのプログラミング/④MCプロトコルの追加解説
4.講師によるデモ
   ①MCプロトコルによる装置の状態/内容のアクセス
   ②OPC UAによる装置の状態/内容のアクセス
   ③リモートでシーケンサにアクセスしてデータ収集(C++、Java、Perl、Python)
   ※講師がデモで使用したプログラムは提供します
5.システム化
   ①IoT事例紹介
   ②EDGE CROSSの概要と特徴、EDGE CROSSのOPC UA機能を用いた事例紹介
6.2日間のまとめ
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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