セミナー

【ライブ配信&後日の録画視聴可】
p値の限界とベイズ統計による意思決定
― AI支援Excelシミュレーションで学ぶ実務的統計判断 ―

開催主旨

 「A/Bテストで有意差が出たが、実務的には小さすぎる差だった」「複数の改善案を同時に検証したら、いくつか有意になったが偶然かもしれない」「データを見ながら判断したいが、途中で何度もp値を確認すると誤判定が増えると聞いた」――ビッグデータやリアルタイムデータを扱う現場では、p値だけに頼った統計判断の限界が顕在化しています。
 p値は統計的検定で広く使われる有用な指標ですが、「有意かどうか」だけを見て判断すると、実務上の解釈を誤ることがあります。特に、ビッグデータではごく小さな差でも有意になりやすく、多数の検定では偶然の有意差が増えます。さらに、A/Bテストや品質評価のように、データを集めながら何度もp値を見る場面では、誤判定率が高くなる危険があります。
 本講座では、これらをp値の限界が現れやすい3つの代表的場面として整理し、AI支援Excelシミュレーションを通じて直感的に理解します。さらに、ベイズ統計の考え方を用いて、「統計的に有意かどうか」だけでなく、「実務上意味のある差がどの程度確からしいか」を評価し、採用・継続・見送りの判断につなげる方法を学びます。
 なお、生成AIは、Excel上での式・表・グラフ作成を支援するツールとして活用します。統計の専門知識がなくても、実務的な統計判断の考え方を習得できる内容です。

 

受講対象

■p値の意味を学び直し、ビッグデータ解析での有意差の解釈に悩んでいる方
■A/Bテストや逐次的な効果検証、品質管理・研究開発に関わる方
■多重比較や逐次検定の問題を理解し、ベイズ統計を実務判断に活用したい方
■Excelと生成AIをデータ解析の学習に活用したい方

習得可能知識

■p値の限界を3つの場面で整理し、ビッグデータでの小さな差や多重比較の問題を理解できます。
■逐次検定・途中解析による誤判定率の増加をシミュレーションで直感的に把握できます。
■ベイズ統計の基本を事後確率・ROPE・ベイズ更新の直感に絞って理解できます。
■p値だけに頼らず、効果量・不確実性・実務価値を統合した意思決定の考え方を学べます。


 本セミナーは、オンライン形式でのセミナーとなります。オンラインでのご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。

概要

日時

2026年 7月 16日(木)13:00~17:00

※開催当日12:00まで申込受付

受講料

38,500円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分)

※テキストはメールでお知らせします。

※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)ををメールでお知らせします。
※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームでご選択ください。

※録画視聴は当日参加された方も講座終了後10日間にわたりご視聴いただけます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 イベント事業本部 名古屋支社 セミナー担当
TEL : 052-307-0489
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

古橋 武 氏

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プログラム

1.ビッグデータにおけるp値の限界-小さな差でも有意になる問題-
1-1 p値の意味
1-2 小さな差でも有意になる理由
1-3 統計的有意性と実務的有意性
1-4 効果量と信頼区間
1-5 問題提起:p値だけでは、実務上意味のある差かどうかを判断できない
AI支援Excelデモ:サンプルサイズを変化させ、p値・効果量・信頼区間の見え方を確認します。
2.多重比較におけるp値の限界-たくさん比べると偶然の有意差が増える問題-
2-1 多重比較問題
2-2 Bonferroni補正
2-3 Holm法
2-4 問題提起:p値を多数並べるだけでは、偶然の発見を拾いやすい
AI支援Excelデモ:検定回数の増加により、偶然の有意差が増える様子を可視化します。
3.途中で何度も見るp値の限界-リアルタイムデータ・A/Bテストにおける誤判定問題-
3-1 リアルタイムデータ時代の統計判断
3-2 optional stopping(任意停止)
3-3 何度もp値を見ることの危険性
3-4 α spending(有意水準の配分)
3-5 問題提起:p値は、途中で何度も見ることを前提にした指標ではない
AI支援Excelデモ:途中解析でp値がどのように変化し、誤判定がどのように増えるかを確認します。
4.ベイズ統計による解決策-p値の限界を、事後確率・ROPE・ベイズ更新で乗り越える-
4-1 ベイズ統計の基本
4-2 事前分布・尤度・事後分布・事後確率
4-3 実務上意味のある最小効果量(δ)
4-4 P(θ>δ|data) による効果判定
4-5 ROPEによる「実質的に差がない範囲」の判断
4-6 期待利益・期待損失による実務的意思決定
4-7 多重比較へのベイズ的視点
4-8 逐次検定とベイズ更新
4-9 解決策:p値だけに頼らず、効果量・不確実性・実務価値を統合して判断する
AI支援Excelデモ:事後確率、ROPE、ベイズ更新、期待利益にもとづく判断を確認します。
5.まとめ・質疑応答

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