セミナー

【2日間講座】【ライブ配信&後日の録画視聴可】
逆風下の水素エネルギービジネス
戦略判断のための世界動向
~撤退・停滞・加速— 三極に分かれる市場構造と日本企業の勝ち筋~

開催主旨

 水素エネルギーは今、大きな転換点にあります。かつて「究極のクリーンエネルギー」と期待された一方で、近年は大規模プロジェクトの延期・中止や、用途によっては経済合理性が成立しないケースも顕在化しています。世界的インフレや政策環境の変化も重なり、水素ビジネスは厳しい現実に直面しています。しかし、水素の価値が失われたわけではありません。乗用車やバス用途では厳しい状況が続く一方、大型トラック、船舶、航空、製鉄など「電化が難しい領域」では、水素の重要性はむしろ高まっています。現在の市場は、「撤退・停滞・加速」の三極に分かれつつあります。
こうした中で求められるのは、「水素か否か」という二元論ではなく、「どの用途・どの技術・どの地域・どんなタイムスパンで成立するのか」を見極める戦略判断です。
 本講座では、水素エネルギーに精通する環境アナリストが、世界の政策動向、キープレイヤーの戦略転換、プロジェクトの成否要因を整理し、水素ビジネスの“現在地”を明らかにします。さらに、撤退・停滞・加速の分岐点を読み解き、2030年に向けた市場構造と日本企業の取り得る戦略を提示します。
 本講座を通じて、水素ビジネスにおける意思決定に必要な判断軸を体系的に整理し、自社の事業機会とリスクを見極める視点を獲得していただきます。

 

受講対象

■ 水素関連事業について「継続/撤退」の判断材料を求めている事業開発・経営企画担当者
■ 世界の水素市場の変化を踏まえ、自社の営業戦略・ターゲット市場を再設定したい営業・マーケティング担当者
■ 開発投資の優先順位(やるべき技術/やめるべき技術)を見直したい技術・開発部門のリーダー
■ グリーン水素、燃料電池、水素還元製鉄などの「実用化の現実」と「成立条件」を把握したい設計・開発者
■ 社内で水素ビジネス戦略の方向性を示す必要がある管理職・教育担当者

 

習得可能知識

■ 世界の最新動向を踏まえ、自社の水素関連事業について「継続・参入・撤退」を判断するための具体的な判断軸を整理できます。
■ 米国・中国・日本の戦略変化を読み解き、自社の市場ポジションと狙うべき領域を再定義できます。
■ 生き残るキープレイヤーと淘汰される技術の分岐点を把握し、競合戦略・パートナー選定の精度を高めることができます。
■ 2030年までの市場構造と成立条件を理解し、経営・営業戦略に直結する意思決定の基盤を構築できます。


本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時

2026年 7月 22日(水)14:00~17:00

2026年 7月 23日(木)14:00~17:00

※7/22の13:00まで申込受付

受講料

39,600円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分)

※テキストはメールでお知らせします。

※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)ををメールでお知らせします。
※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームでご選択ください。

※録画視聴は当日参加された方も講座終了後2週間にわたりご視聴いただけます。

主催 日刊工業新聞社
協力 武蔵野大学
問い合わせ先 日刊工業新聞社 イベント事業本部 名古屋支社 セミナー担当
TEL : 052-307-0489
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

西脇 文男 氏

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プログラム

【1日目(7/22)】
1.水素はハイプサイクルから抜け出せるか
2.FCV普及に向けた課題と展望
2-1 普及を阻む壁=コスト・インフラの構造的課題、物理的エネルギー効率の低さ
   ― 主要メーカーのFCV戦略→開発の重点はセダンから大型重量車両に
2-2 大型トラック・バスの開発・実証プロジェクトの現況、今後の見通し
   ― EVに対する比較優位はあるか? 
    開発中止・企業破綻のケーススタディー
3.FCV以外にも広がる水素燃料
3-1 産業用車両、鉄道車両、船舶、航空機
4.発電への水素利用
4-1 定置用燃料電池、水素発電、アンモニア発電 
5.産業部門の脱炭素化
5-1 水素還元製鉄
5-2 カーボンリサイクル化学製品
5-3 CN燃料(e-fuel、e-methane等)
6.質疑応答
 
【2日目(7/23)】
7.CO2フリー水素の製造
7-1 グリーン水素のコスト見通し、水電解の技術動向と主要プレーヤー
7-2 研究開発が進む将来の水素製造技術
   ― 天然ガス熱分解、水の熱分解、人工光合成(光触媒)、天然水素等
8.水素の輸送・貯蔵
8-1 種類、技術、コスト比較
8-2 エネルギーキャリアとして期待される役割 
   ① P2G、② 水素サプライチェーンの構築
9.主要国の水素戦略
9-1 先行する欧州の水素戦略
9-2 米国トランプ政権のエネルギー政策と水素ビジネスへのインパクト
9-3 中国は全方位で水素実用化に突き進む
9-4 日本は水素社会の実現を加速化、価格差支援・拠点整備
9-5 再エネ発電の条件に恵まれた地域ではグリーン水素輸出を指向
   ― 豪州、チリ、インド、中東・アフリカ諸国の水素戦略
10.世界のクリーン水素プロジェクト
10-1 巨大プロジェクトが続々と(全体像、進捗状況、実現確度、撤退事例など)
10-2 各国の代表的プロジェクト(中国、豪州、チリ、UAE、サウジなど)
11. 水素エネルギー普及への課題と展望
11-1 日本企業が勝てる領域はどこか
付表1.水素関連市場の世界のキープレイヤー(解説付き)
付表2.大規模水素プロジェクト 棚上げ・撤退案件一覧(解説付き)
12.質疑応答
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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