セミナー
【ライブ配信&後日の録画視聴可】
設計者のためのCAE解析を使った設計実務入門
~CAE解析結果の正しい読み方と金属疲労予測の実践、計算演習~
開催主旨
近年、CAE解析は設計現場に広く普及し、設計判断の重要な根拠として活用されています。一方で、「解析結果をどのように解釈すべきか分からない」「CAE解析結果と金属疲労発生有無の予測とを結びつける情報がない」といった問題も少なくありません。特に金属疲労による破断は、開発段階では見逃されやすく、市場不具合として顕在化した場合の損失は極めて大きくなります。
これらの問題の多くは、CAE解析そのものではなく、「結果の読み方」,「前提条件の理解不足」,「CAE解析結果と設計実務をつなげる学問の未成熟」に起因しています。
本講座では、CAE解析をこれから活用する方、あるいは既に使っているものの判断に不安を感じている方を対象に、解析結果を正しく読み解くための考え方を体系的に解説します。ミゼス応力や主応力の本質的な意味、応力特異点やメッシュ依存性といった“見落としやすい落とし穴”を整理し、実務で誤った判断をしないための知識を習得します。
さらに、設計現場で特に重要となる金属疲労について、CAE解析結果を活用した破断予測手法を演習を通じて理解し、「壊れない設計」を実現するための実践的な指針を提示します。
講義だけでなく、Excelを用いた計算演習を通じて理解を深め、実務にそのまま活用できる形で習得します。
受講対象
■ 製造・設計業務に従事して2~3年程度の若手技術者・新人の方
■ CAE解析を使い始めたが、「結果の妥当性に自信が持てない」「正しい使い方が分からない」と感じている方
■ 強度設計や疲労評価にCAEを活用したいが、判断基準に不安を抱えている方
必要予備知識
■ 高校数学(微分・積分・三角関数の基礎)
■ Excelの基本操作(四則演算・簡単な関数)
■ 材料力学の基礎知識(応力・ひずみ)
※高度なCAEソフト操作経験は不要です
習得可能知識
■ CAE解析に必要な最小限の入力条件を理解し、ソフトに依存しない解析の基本を押さえられます。
■ ミゼス応力・主応力の意味を理解し、解析結果の妥当性を判断できるようになります。
■ メッシュ依存性や応力特異点などの落とし穴を把握し、誤った解析判断を防げます。
■ Excelによる演習を通じて、解析結果を自ら検証する力を習得できます。
■ CAE結果を用いた金属疲労の予測手法を理解し、設計段階で破損リスクを低減できます。
■ トポロジー最適化・形状最適化の基礎を理解し、設計改善の方向性を把握できます。
本セミナーは、オンライン形式でのセミナーとなります。オンラインでのご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。
概要
| 日時 | 2026年 7月 30日(木)10:00~16:30 ※昼休憩は12:00~13:00を予定しています。 |
|---|---|
| 受講料 | 46,200円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分) ※テキストはメールでお知らせします。 ※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)ををメールでお知らせします。 ※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームでご選択ください。 ※録画視聴は当日参加された方も講座終了後10日間にわたりご視聴いただけます。 |
| 主催 | 日刊工業新聞社 |
| 協力 | RTデザインラボ |
講師
プログラム
| 1.CAE解析の目的 |
| 1-1 材料の降伏,材料の破断,金属疲労,振動対策,機械の性能向上 |
| 2.CAE解析(有限要素法)初心者のための基本的な情報 |
| 2-1 CAEソフトに設定すべき情報(これを押さえておけばどのCAEソフトも動く) 2-2 CAE解析ソフト(フリーソフト) LISA の使い方 2-3 CAE解析の流れ 2-4 有限要素法プログラムに関する最小限の知識 |
| 3.材料力学 |
| 3-1 応力とひずみ 3-2 応力,ヤング率の単位としての N/mm2 を使うと失敗する 3-2 降伏応力,引張強さ,真破断力,疲労強度 3-3 弾性係数(ヤング率)とポアソン比 3-4 ミゼス相当応力の意味とその用途 3-5 -練習問題- ミゼス相当応力 3-6 主応力の意味とその用途 3-7 -練習問題- ボルトに作用する主応力の計算 |
| 4.CAE解析ソフトを間違わずに活用するための知識 |
| 4-1 CAE解析で誤判断を招く典型的な落とし穴と解決策 4-2 1次要素・2次要素と解析精度の関係 4-3 メッシュスタディ 4-4 弾性力学の理論解とCAE解析ソフトの解は一致する。 4-5 応力特異点 4-6 接触要素とその応用 4-7 桁あってますか検算(オーダーエスティメーション) 4-8 簡易的なオーダーエスティメーションの方法 |
| 5.CAE解析ソフトを使った強度計算法 |
| 5-1 材料の破壊基準 5-2 金属疲労 5-3 疲労強度計算の重要性(対策コストが2桁違う。) 5-4 CAE解析ソフトを使った金属疲労の有無の予測方法 5-5 -練習問題- 疲労破断の有無の予測 5-6 応力集中がある場合の疲労破断の予測法 5-7 応力集中係数αと切欠係数β 5-8 公称応力と真応力 5-9 -練習問題- 応力集中がある場合の疲労破断の予測法 |
| 6.安全率 |
| 6-1 アンウィンによる安全率 6-2 昔ながらの安全率(アンウィンの安全率)と現代の安全率 |
| 7.設計最適化 |
| 7-1 トポロジー最適化 7-2 トポロジー最適化ソフトのデモンストレーション 7-3 形状最適化 |
| 8.【補足資料】CAE解析ソフトは強度計算のためだけではない |
| 8-1 振動対策が必要になる場面 8-2 機械の性能向上 8-3 CAE解析を活用した液晶シール塗布装置の振動低減事例 |
| 9.まとめ・質疑応答 |
| 【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |





